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都市と地域の炭素管理に関する研究(平成 27年度)
Studies on carbon management in urban and regional area

予算区分
BA 環境-推進費(委託費) S-10-2
研究課題コード
0716BA001
開始/終了年度
2007~2016年
キーワード(日本語)
炭素管理,都市,地域
キーワード(英語)
Carbon management, Urban, Region

研究概要

GCPの国際研究計画の一部として、都市と地域における炭素管理に関する研究を実施する。国内外の共同研究者と連携して、炭素管理に関するデータの収集を行い、CO2排出量の推定や炭素管理手法の検討をおこなう。特に、土地利用シナリオに関する情報の収集と分析を実施する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

規模の異なる複数の都市・地域テストサイトにおける、炭素管理に利用可能な地域資源(再生可能エネルギー、バイオマスなど)の空間分布を把握し、都市や地域の炭素管理を考慮した土地利用シナリオを分析する。また、空間詳細な土地利用シナリオの検討に必要となる検証情報をするために、リモートセンシング情報などを用いて、都市形態と排出量との関係を調査・分析を実施する。

今年度の研究概要

「都市と地域の炭素管理(URCM)」イニシアティブを推進しているが、これに関連して新たな研究計画を2015年6月にオスロで開催されるGCP科学推進委員会にて提案し承認を得る。本研究計画は主に「都市の炭素排出に関するデータベースの構築、統合的な科学的成果と炭素地図への貢献」、「都市デザインのオプションの検証」、「負の排出技術管理(MaGNET)と都市発展シナリオのリンクの構築」の3つの要素で構築される。また、400〜500都市の排出データをまとめ、既存の約250都市のデータに統合する。本データベースは異なる都市デザインのオプションの持続可能性についての検証にも使われる。さらに、アジア太平洋ネットワーク(APN)の助成事業として、2015年11月(予定)に都市のレジリエンスに関するワークショップを開催し、都市のレジリエンス評価のためのツールの開発に向け議論を行う。

外部との連携

共同研究機関: アジア工科大学院

課題代表者

山形 与志樹

担当者

  • SHARIFI Ayyoob
  • 村上 大輔