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ヒ素脂質の代謝および毒性発現機構解明を目指した分析手法の開発(平成 27年度)
Development of analytical methods for elucidation of metabolism and toxicity of arsenolipids

予算区分
AN 所内公募B
研究課題コード
1515AN002
開始/終了年度
2015~2015年
キーワード(日本語)
ヒ素脂質,化学形態別分析,代謝,毒性
キーワード(英語)
arsenolipids, speciation, metabolism, toxicity

研究概要

ここ5-6年の間に30種以上のヒ素脂質が同定され、マグロの刺身に含まれるヒ素の約50%はヒ素脂質であるとの報告もあるが、それらヒ素脂質の生体内における代謝および毒性に関する報告は非常に少ない。本研究は、ヒ素脂質の体内動態および毒性発現機構を解明し、将来的に食品中ヒ素脂質の健康リスク評価へと展開させることを目標とする代表者の中・長期的研究目標の内、第一段階目として、?試料からのヒ素脂質の安定かつ効率的な抽出法を確立し、定性および定量可能な分析手法を開発する?生体をmimicしたin vitro系におけるヒ素脂質の分解物および腸内細菌によるヒ素の代謝物を同定することを達成目標としている。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

本研究においては、海産物試料からのヒ素脂質の安定かつ効率的な抽出法を確立し、多様なヒ素化合物の定性および定量可能な分析手法を開発すること、生体をmimicしたin vitro系におけるヒ素脂質の分解物および腸内細菌によるヒ素の代謝物を同定することを計画している。

今年度の研究概要

?試料からのヒ素脂質の安定かつ効率的な抽出法を確立し、定性および定量可能な分析手法を開発する
?生体をmimicしたin vitro系におけるヒ素脂質の分解物および腸内細菌によるヒ素の代謝物を同定する

課題代表者

小林 弥生

  • 環境リスク・健康領域
    曝露動態研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(薬学)
  • 薬学,化学
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