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環境汚染物質曝露による健康影響評価に係る疫学調査手法の高度化に関わる研究(平成 27年度)
Development of epidemiological methods for evaluating health effects of exposure to environmental pollutants

予算区分
AA 課題対応型
研究課題コード
1115AA081
開始/終了年度
2011~2015年
キーワード(日本語)
環境疫学,曝露評価,統計手法
キーワード(英語)
environmental epidemiology, exposure assessment, statistical method

研究概要

環境疫学研究から得られる知見から健康リスクを低減するための方策を導きだし、環境政策に活かすためには、多様な環境汚染物質の環境動態や曝露経路に関する知見を組み込んだ曝露評価を行う必要があり、そのためにモデルに基づく手法とバイオマーカーによる手法の両者についてその高度化を目ざす。また、大気環境や水環境等の地域環境が小児の健康にどのような影響を与えるかについて解明するために、小児の成長・発達を考慮したデータ解析手法や生物統計学的手法、及び小児の特性にあわせた調査手法の開発など、環境疫学手法の高度化に関する研究を進める。

今年度の研究概要

(1)曝露評価手法の高度化・効率化に関する研究
大気由来の吸入曝露や食事由来の曝露を含めた経口曝露などの曝露経路別の様々な要因を考慮した環境汚染物質の曝露評価モデルのうち、大気経路の曝露に関するモデルの検討を行い、プロトタイプを作成する。また、ヒト試料中化学物質の多成分一斉分析法・マーカー抽出手法の開発のための基礎検討を行う。
(2)疫学調査手法・解析手法の高度化に関する研究
胎児期から小児期に至る曝露の時期と影響発現の時間的関係や小児の成長・発達を考慮した影響評価のために必要な統計モデルの抽出を行い、方法論的な問題点を検討する。また、環境中の化学物質の曝露経路として重要な食事由来の曝露を評価するため、小児を対象とした食物摂取頻度調査法の妥当性を検討する。

課題代表者

中山 祥嗣

  • 環境リスク・健康領域
    エコチル調査コアセンター
  • 次長
  • 博士(医学)
  • 医学,化学
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担当者