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アジア地域に分布する絶滅危惧野生動物の生息域外保全に関する研究拠点形成(平成 26年度)
Establishing ex-situ conservation research center for Asian endangered wildlife.

予算区分
AI 研究調整費
研究課題コード
1414AI002
開始/終了年度
2014~2014年
キーワード(日本語)
生息域外保全,アジア,絶滅危惧野生動物
キーワード(英語)
ex-situ conservation, Asia, endangered wildlife

研究概要

生物・生態系環境研究センターが行っている「絶滅の危機に瀕する野生生物種の細胞・遺伝子保存」事業の実施内容を拡充し、当センターをアジア地域に分布する絶滅危惧野生動物の生息域外保全(ex-situ conservation) 研究の中核拠点とする。実施するのは(1)絶滅危惧野生動物の体細胞を培養・長期凍結保存する体制構築、(2)絶滅危惧野生動物由来体細胞の幹細胞化(iPS細胞化)に関する研究、および?絶滅危惧野生動物の全ゲノム解析およびデータベース化、である。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

本課題ではIUCN Red List of Threatened SpeciesでCritically endangered(CR)に分類され、かつWWF・Flagship speciesに指定された野生動物の中でアジア地域に分布している種を研究対象としている。具体的な種および動物分類群は以下の5種類である。アジアに分布するサイ、オランウータン(Pongo pygmaeus)、スマトラトラ(Panthera tigris sumatre)、アムールヒョウ(Panthera pardus orientalis)、ウミガメ類。これらの種および個体群は生息域内保全手法(in-situ conservation) のみでは種の存続が困難は状況となっている。これらの種を対象にアジアおよび極東ロシアの野生動物保護区、国内外の動物園と連携し、(1)体細胞の培養・長期凍結保存する体制構築、(2)体細胞の幹細胞化(iPS細胞化)に関する研究、および全ゲノム解析・遺伝子多様性解析および全ゲノム配列のデータベース化に関する研究を行う。この課題を通じて、国立環境研究所がアジア地域における生息域外保全関連の研究拠点となり、「愛知ターゲット20・戦略目標C・目標12*」の実現に貢献する。(*愛知ターゲット20・戦略目標C・目標12:2020年までに、既知の絶滅危惧種の絶滅及び減少が防止され、また、特に減少している種に対する保全状況の維持や改善が達成される。)

今年度の研究概要

・チトワン国立公園(ネパール)で実施されるインドサイの捕獲調査参加およびネパールでDNA解析用実験室整備作業 
・絶滅危惧野生動物細胞のiPS細胞化に向けた予備実験

外部との連携

ネパール: 国立公園野生動物保全局、BEAR RESEARCH AND CONSERVATION NEPAL

インドネシア: インドネシア科学院(LIPI)

マレーシア: Sarawak Forestry Cooperation

シンガポール: シンガポール動物園

日本: 横浜市繁殖センター

関連する研究課題

課題代表者

大沼 学

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態リスク評価・対策研究室
  • 主任研究員
  • 博士(獣医学)
  • 獣医学,生物学
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