- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1314AQ008
- 開始/終了年度
- 2013~2014年
- キーワード(日本語)
- 一般廃棄物発生量,排水処理量,温室効果ガス
- キーワード(英語)
- municipal solid waste generation, waste water generation, greenhouse gas
研究概要
経済成長が著しく、人口が増加するアジア諸国にとって、廃棄物・排水由来の温室効果ガス排出量は増加傾向にあり、廃棄物・排水処理は重要な社会問題であるとともに、それに伴うCH4・N2O排出増加への対策も必要とされる。しかし、それらの温室効果ガスの将来の発生量の推計方法だけでなく、アジアにおける将来の廃棄物・排水発生量の推計方法についても不確かさが大きい。そこで、日本・アジア・世界において、廃棄物・排水発生量と関連が考えられる各種統計指標について過去の時系列データを収集・整備し、廃棄物・排水発生量との相関関係を検証することで、廃棄物・排水発生量の推計手法を検討する。具体的には、一般廃棄物および生活・商業排水を対象とし、産業廃棄物・排水はデータ収集の困難性を考慮し、基本的に対象外とする。従来のような人口、GDPだけでなく、都市化率、エネルギー消費量、所得など各種統計指標について廃棄物・排水発生量や廃棄物組成との相関関係を検証し、また各国における焼却、埋立等の推移の現状を把握し、将来の廃棄物・排水発生量推計およびCH4&N2O排出量推計に用いることができるような推計手法を検討する。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:
全体計画
24年度は、日本および世界の先進主要国およびアジアの主要国において、廃棄物発生量・処理量に関連する過去の時系列データを収集・整備する。また、廃棄物発生量と相関関係が考えられる各種社会経済統計指標について、過去の時系列データを収集・整備する。25年度は、日本および世界の先進主要国およびアジアの主要国において、排水発生量・処理量に関連する過去の時系列データを収集・整備する。そして、各種社会経済統計指標について廃棄物・排水発生量や廃棄物組成との相関関係を検証し、将来の廃棄物・排水発生量およびCH4&N2O排出の推計手法を検討する。
今年度の研究概要
日本、欧米の主要国(アメリカ、ドイツ、デンマーク)およびアジアの主要国(中国、インド、インドネシア、ベトナム、タイ)に関しては廃棄物発生量、処理量および廃棄物組成に関する時系列データを収集・整備する。また、対象国おいて、廃棄物発生量と相関関係が考えられる各種社会経済統計指標に関するデータの有無を調査し、入手可能なものについて、過去の時系列データを収集・整備する。