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平成25年度生物応答を利用した水環境管理手法検討調査(平成 25年度)
Investigation on water environment management method using biological responses

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1313BY015
開始/終了年度
2013~2013年
キーワード(日本語)
全排水毒性,事業場排水,バイオアッセイ,生物応答
キーワード(英語)
Whole effluent toxicity, Industrial effluent, Bioassay, Biological response

研究概要

工場・事業場からの排水には低濃度であっても多種多様な化学物質が含まれている場合があり、それらの生態系への悪影響や複合影響については未知な部分が多い。安心安全な水環境を確保し、事業場排水に起因する水質汚濁および水生生物等への悪影響を未然かつ効率的に防止するために、環境影響を総和的に管理する手法として、生物応答(バイオアッセイ)を利用した水環境管理手法(WET: Whole Effluent Toxicity)の国内への導入について調査・検討を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

"環境省では平成21年度から4年間に亘り、環境中及び事業場排水中の化学物質による影響を総和的に把握し、対策を講じ、排水による環境影響の低減を図るため、これまでの個別物質管理手法を補完する新たな手法として生物応答(バイオアッセイ)を利用した水環境管理手法(以下「生物応答手法」)の国内への導入について調査・検討を行ってきている。その中で、生物応答手法の国内への導入に向けては、これまでの個別物質管理手法と異なる新たな水環境管理手法であることから、制度及び技術に関する課題を整理し克服していく必要があり、国内への導入にあたっての制度の在り方を検討し、運用にあたっては、必要となる基盤(試験機関、調査機関等に係る事項)の検討、技術的な作業手順書の作成などを行い、本格的な制度運用までに解決すべき課題等を明らかにした。
生物応答を用いた排水管理手法の国内への本格導入に向けた準備期間として、本年度調査では、過年度調査で明らかとなった制度・運用面での課題等を踏まえ、生物応答手法の排水管理への適切な導入制度の考え方等について検討を行う。また、制度が導入された場合に必要な運用面での基盤整備の検討を行うことを目的とする。"

今年度の研究概要

(1)生物応答手法導入制度に関する検討
生物応答手法の導入にあたって、過年度までに検討した内容を踏まえ、導入制度を決めるための判断基準の考え方について検討を行う。本格的な生物応答手法の導入にあたっては、ア)事業場排水の総体的な管理の必要性、イ)個別物質の管理手法と併用させる必要性、ウ)諸外国における制度運用の在り方について調査・検討を行う。

(2)生物応答手法の導入に必要な基盤整備に関する検討
昨年度調査で検討した内容を踏まえ、生物応答手法の導入の具体化に向け、以下の課題を実施する。
生物応答手法の導入に必要な基盤整備として、以下の事項について検討を行う。
1)「生物応答を用いた排水試験法・排水管理マニュアル(案)」の作成
2)試験機関の認定制度等に関する検討

(3)生物応答手法の試行運用
制度運用に至る準備期間での試行運用を行うため、以下の業務を行う
 1)試行運用の枠組み等に関する検討
  ア)試行運用の目的と位置づけ、対象事業者や実施内容などの枠組みの検討
  イ)事業者の募集要領等の作成
 2)試行運用の実施
昨年度調査で作成された「生物応答を用いた排水試験法(検討案)」を基に、以下の業務を行う。
 ア)試験実施計画書の作成
 イ)排水サンプルの採取
 ウ)バイオアッセイ試験の実施

(4)今後の調査計画案の作成
(1)〜(3)で検討した結果を踏まえ、次年度調査を含む調査計画案を作成する。
なお、業務の実施にあたっては、(5)?により設置する「生物応答を利用した水環境管理手法に関する検討会」において、妥当性の評価を受けるものとする。

(5)検討委員会の設置・開催
上記課題を検討するための以下の委員会、検討会及び分科会を設置、開催する。
 ?生物応答を利用した水環境管理手法に関する検討会
 ?生物応答を利用した水環境管理手法の制度・運用分科会
 ?排水(環境水)管理のバイオアッセイ技術検討分科会
(6)試験機関に対する生物応答手法セミナーの開催
生物応答手法の実施を希望する試験機関に対し、技術的な指導等を行うセミナーを年1回程度開催する。

関連する研究課題
  • 0 : 環境リスク研究分野における研究課題

課題代表者

鑪迫 典久

担当者

  • 渡部 春奈環境リスク・健康研究センター
  • 松崎 加奈恵
  • 田村 生弥
  • 高信 ひとみ
  • 荻野 仁子
  • portrait
    青木 康展環境リスク・健康研究センター