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熱帯ダム貯水池の沿岸区域における底泥の生成・堆積過程と栄養塩循環機能の解明(平成 24年度)
Genesis of sediments and their functions for nutrient cycling in the coastal areas of tropical dam reservoir

予算区分
NA 寄付
研究課題コード
1213NA001
開始/終了年度
2012~2013年
キーワード(日本語)
熱帯,底泥,メコン,ダム貯水池,鉱物,栄養塩
キーワード(英語)
tropical, sediment, Mekong, dam reservoir, mineral, nutrient salt

研究概要

経済発展が急速に進むメコン流域では数多くの発電用ダム開発が計画されている。ダム貯水池は天然湖沼と異なり,人為的に沿岸部が形成されるという特徴がある。湖沼沿岸部は陸域と水域の接点であり,栄養塩などの物質の動態もより複雑になると考えられるが,熱帯ダム貯水池における沿岸の底泥堆積状態や栄養塩循環機能については未解明な点が多い。本研究ではメコン流域を対象に,熱帯のダム貯水池沿岸部に堆積する底泥成分の1)起源や性状など生成学的特徴を把握するとともに,2)リンなどの栄養塩循環の反応場としての機能評価を行うことを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

メコン流域に建設されたダム貯水池の沿岸部を対象に,
1. 底泥の生成および堆積プロセスを明らかにする。
天然湖沼と異なり,人為的に形成された湖岸の構成成分としての底泥がどこからの土砂に由来するものか,粒径分布や各種鉱物成分組成などの鉱物学的アプローチによりその起源を明らかにする。

2. 底泥成分のもつ栄養塩循環機能を明らかにする。
栄養塩循環(主にリン)の場として底泥成分がどのような寄与を成しうるかを鉱物学的アプローチにより明らかにする。すなわち,リンの反応場として重要な成分である鉄,アルミニウムの酸化物(および水和酸化物),ケイ酸塩粘土鉱物の組成とその空間分布について明らかにする。一方で,これら各種鉱物画分に対し,鉱物画分別のリン酸保持能を定量評価する。そして各種鉱物成分の組成と空間分布,リン酸保持容量を明らかにすることで,リンの潜在的反応場(栄養塩循環機能)としての定量評価をめざす。

今年度の研究概要

同上

外部との連携

Jutagate, Tuantong:Ubon Ratchathani University

備考

(財)クリタ水・環境科学振興財団 国内研究助成

関連する研究課題

課題代表者

村田 智吉

  • 地域環境研究センター
    土壌環境研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (農学)
  • 農学,地学
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担当者