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地域が活性化する南西諸島の生物多様性保全モデル活動の展開と普及『久米島応援プロジェクト』(平成 24年度)
"Kumejima Project" - Development of a biodiversity conservation model in the Nansei Islands to activate local communities and its outreach

予算区分
MA 委託請負
研究課題コード
1012MA001
開始/終了年度
2010~2012年
キーワード(日本語)
島嶼,南西諸島,生物多様性,普及啓発
キーワード(英語)
island, Nansei Islands, biodiversity, outreach

研究概要

南西諸島は、世界的に見ても貴重な自然環境が今も残る場所であり、世界自然遺産の候補地に選定されているが、外来種対策や保護区設定が十分でないことなどから遺産登録には至っていない。また、サンゴ礁域の大規模埋め立てや林道敷設等の計画・実施も、保全対開発という対立図式を深化させている。一方、南西諸島の各地では、自然観察、環境教育、環境保全を目的とした地域団体が数多く存在しているが、人材・資金・情報の不足等の問題でその活動は必ずしも持続的とはいえず、地域住民、地域団体、研究者、NGO、行政等の連携、協働の重要性、可能性が高まっている。自然資源の保全と利用を効果的・持続的に進める地域モデルを沖縄県久米島において構築、普及させ、南西諸島の生物多様性を保全する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

久米島において、河川に濁度計等を設置して連続観測を行い、赤土流出の実態を把握するとともに土砂流出モデルの開発・検証を行う。空中写真や衛星データ、土地利用図を用いて過去の土地利用を復元し、その結果を土砂流出モデルに入力し、沖縄復帰や農業形態の変化に伴う赤土流出量の変化の復元を行う。モデル流域を設定して赤土流出防止対策を実践し、その効果を検証する。その上で、いくつかのシナリオに基づいて未来像を提示する。こうした活動を、講演会等を通じて普及啓発を行う。

今年度の研究概要

現在までに整備したGISデータと土砂流出モデルにより、対策が必要な農地を抽出し、対策に必要なコストの試算を行う。過去から現在にかけての土地利用の変化を明らかにし、赤土流出をもたらした社会的要因を明らかにする。また、赤土堆積のモニタリングに関して現地移転を進める。以上により、グリーンベルト設置などの対策とモニタリングの支援を行う。

外部との連携

代表:安村茂樹(WWFジャパン)
連携先:沖縄県衛生環境研究所、自然環境研究センター、海の自然史研究所、沖縄県環境科学センター、東京経済大学

関連する研究課題
  • 0 : 地域環境研究分野における研究課題
  • 0 : 生物・生態系環境研究分野における研究課題
  • 0 : 社会環境システム研究分野における研究課題

課題代表者

山野 博哉

  • 生物・生態系環境研究センター
  • センター長
  • 博士(理学)
  • 地理学,地学,理学
portrait

担当者