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日本海深層の無酸素化に関するメカニズム解明と将来予測(平成 24年度)
Mechanism elucidation and future forecast on the decreasing trend of dissolved oxygen concentrations in deep water of the Japan Sea

予算区分
BA 環境-推進費(委託費) A-1002
研究課題コード
1012BA005
開始/終了年度
2010~2012年
キーワード(日本語)
マルチトレーサー,日本海,深層循環,地球温暖化
キーワード(英語)
multitracer, Japan Sea, deep circulation, global warming

研究概要

日本海深層では、温暖化の影響を受けて海水中の溶存酸素濃度が過去数十年間にわたって漸減、同時に水温がわずかに上昇傾向にあることが分かってきた。本研究では、海水の流動過程を追跡することが可能な海水中の化学成分(化学トレーサー)として利用可能な複数の化学成分の同時測定法とその解析法を開発するとともに、これを日本海底層水の起源や循環過程解明に適用し、地球温暖化と底層水の関係を明らかにする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

2010年度 船上におけるフロン類(CFCs)と六フッ化硫黄(SF6)の同時定量法の確立を行うとともに、四塩化炭素(CCl4)分析法の開発にも着手する。研究航海では、船上にて炭素14、CFCs、SF6測定海水試料を採取し、実験室に持ち帰って測定を行う。

2011年度 研究航海において炭素14は前年に引き続き測定、ハロゲン化合物は船上分析と実験室で測定を比較し、試料の保存性やデータの有効性を評価する。また、各水塊の化学トレーサーとして最も有効な化学成分の組み合わせの検討に入る。

2012年度 引き続き研究航海を利用して前年と同一の観測断面で測定を実施し、各成分の濃度変化から底層水の流動過程を解析し、日本海底層水の起源と循環機構の解明に資する。

今年度の研究概要

対馬海盆および大和海盆海域で実施する研究航海において、炭素14およびハロゲン化合物の観測を継続して日本海深層循環を解析するために最適な化学トレーサーの検討を行うとともに、同トレーサー解析によって日本海底層水の起源や循環過程解明を行う。

備考

研究代表者:荒巻能史
参画機関:海洋研究開発機構、九州大学、北海道大学

関連する研究課題
  • 0 : 環境計測研究分野における研究課題
  • 0 : 地球環境研究分野における研究課題

課題代表者

荒巻 能史

  • 地球環境研究センター
    炭素循環研究室
  • 主任研究員
  • 博士(地球環境科学)
  • 化学,地学,水産学
portrait

担当者

  • 田中 伸一