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二酸化炭素の全球収支解明のための大気中酸素および炭素同位体の長期観測研究(平成 23年度)
Long-term observation of oxygen and isotopes of carbon dioxide in the atmosphere to evaluate the global budget of carbon dioxide

予算区分
BB 環境-地球一括
研究課題コード
0913BB001
開始/終了年度
2009~2013年
キーワード(日本語)
酸素,二酸化炭素,同位体,放射性炭素,温室効果ガス,吸収源
キーワード(英語)
OXYGEN, CO2, ISOTOPE, 14C, GREENHOUSE GAS, SINK

研究概要

二酸化炭素の全球収支を解明するために、地上ステーションや太平洋上を運行する定期貨物船を用いて大気中酸素濃度や二酸化炭素の安定同位体比の広域観測を行う。また、放射性炭素の観測により化石燃料燃焼や森林火災に伴う炭素放出量の把握を行う。さらに炭素収支推定の精度改善のために、海洋表層水の溶存酸素や炭素同位体比の観測などを開始する。これらの観測から陸上生物圏および海洋の二酸化炭素吸収量の年々変動を正確に把握し、それぞれの吸収量のその長期的変化傾向の検出を目指す。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

本研究では、地上モニタリングステーションおよび西部および北部太平洋上を定期運航する貨物船における大気試料の採取およびCO2同位体比・酸素濃度の分析を継続する。また、オセアニア航路における酸素濃度連続測定の実施、東南アジア航路における大気採取装置の設置、波照間ステーションにおける放射性炭素測定用イベントサンプリングシステムの設置を実施する(H21)。さらに、溶存酸素/アルゴン比測定装置の開発、溶存CO2の同位体比測定のための海水サンプリングを実施する(H22)。これらの大気観測および溶存成分観測を継続し、得られたデータを総合的に解析することで、陸上生物圏および海洋のCO2吸収量のその長期的変化傾向を検出する。

今年度の研究概要

地上ステーションおよび北米・オセアニア・東南アジア航路における大気試料の採取・分析(CO2同位体比、O2濃度)、および、地上ステーション・オセアニア航路におけるO2濃度の連続観測を継続し、陸域生物圏および海洋のCO2吸収量の長期的な変化を明らかにする。また、波照間ステーションに設置したイベントサンプリングシステムを用いた汚染イベント時の大気試料採取を継続し、14CO2の測定から化石燃料起源CO2の寄与率の年間の変化を調べる。さらに、北米航路・オセアニア航路における13C・14C測定用海水試料採取を継続し、各海域における大気-海洋間のCO2交換の経年・季節変動の解明を試みる。海水中の溶存酸素/アルゴン比の測定結果から大気-海洋間の酸素交換の海域における違いを調べる。

備考

日本、名古屋大学、北川浩之

関連する研究課題

課題代表者

遠嶋 康徳

  • 環境計測研究センター
    動態化学研究室
  • 室長
  • 理学博士
  • 化学
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担当者