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海水中硫化ジメチルおよび関連有機化合物の高時間分解能計測手法の確立(平成 23年度)
Development of a novel technique for high-resolution measurement of DMS and VOCs in seawater

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1113CD012
開始/終了年度
2011~2013年
キーワード(日本語)
硫化ジメチル,揮発性有機化合物,生物地球化学,質量分析計
キーワード(英語)
dimethyl sulfide, volatile organic compounds, biogeochemistry, mass spectrometry

研究概要

硫化ジメチル(DMS)は地球の気候システムにおいて重要な役割を果たす。それゆえ、DMSの海洋観測データベースが整備されて生物地球化学モデルの開発に利用されているが、従来のガスクロマトグラフ法による観測ではデータが極めて少なく、そのためモデルに組み込むパラメタリゼーションは経験的スキームの域を出ていない。我々が開発したオンライン質量分析計(EI-PTR-MS)は、海水中DMSの観測データについて質・量ともに格段の進歩をもたらしうる可能性が高いが、確立のためにはいくつかの課題が残されている。本研究では、計測の高度化、較正手法の確立、従来法との相互比較による検証を行い、EI-PTR-MS法を海水中DMSおよび関連有機化合物の高時間分解能計測手法として確立することが目的である。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

本研究では、これまで開発してきた平衡器インレット−陽子移動反応−質量分析計(EI-PTR-MS)装置を改良し、高精度化・高確度化など海水中DMSのオンライン・連続計測手法の高度化を行う。併せて、DMS等の有機化合物について較正手法の確立を行うとともに、パージ&トラップ−ガスクロマトグラフ/質量分析計(P&T-GC/MS)による検証装置を製作する。2年目に、室内実験と実海水の両方でP&T-GC/MSとの相互比較によるEI-PTR-MSのキャラクタリゼーションと検証を行う。3年目には、外国のグループと共同観測を実施し、複数のグループが使用してきた従来法および近年開発中の新手法と我々のEI-PTR-MSとの相互比較実験を行うことで、本手法の妥当性・有用性を国際的に実証する。

今年度の研究概要

温度・湿度の精密な計測・制御、接ガス部に用いる材質の検討・改良、ブランクの正確な決定など、EI-PTR-MSによるDMS計測の高度化を行うとともに、内部標準による較正やDMSP変換法の試験などDMS等の較正手法の確立を試みる。その後、白鳳丸による研究航海の一部で試験運用を行い、装置の性能試験や採水ラインの試験を行う。

外部との連携

北海道大学

備考

AQセンター調査研究

関連する研究課題
  • 0 : 地球環境研究分野における研究課題

課題代表者

谷本 浩志

  • 地球環境研究センター
    地球大気化学研究室
  • 室長
  • 博士(理学)
  • 化学,物理学,地学
portrait

担当者

  • 大森 裕子
  • portrait
    猪俣 敏環境計測研究センター