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温暖化対策とのコベネフィット評価も含めた総合的な大気汚染物質削減シナリオの策定(平成 23年度)
Development of Comprehensive Reduction Scenarios for Air Pollutants Taking into account Co-benefits with Climate Policy

予算区分
BA 環境-地球推進 S-7-2(3)
研究課題コード
0914BA001
開始/終了年度
2009~2013年
キーワード(日本語)
大気汚染,気候変動,副次効果
キーワード(英語)
air pollution, climate change, co-benefit

研究概要

統合評価モデルであるAIMを使用し、サブテーマ1で推計される最新のインベントリ情報を踏まえるとともに、サブテーマ2と連携して、地球環境研究総合推進費A-0808で分析されているIPCC第5次評価報告書に向けて検討されている温暖化対策シオリオや地球環境研究総合推進費S-6のアジアの低炭素社会シナリオをベースに、社会経済活動及び総合的な大気汚染物質削減シナリオを策定し、サブテーマ1の詳細な排出量予測に資する2050年頃までのデータを作成し、提供する。総合的な大気汚染物質削減シナリオでは、大気汚染対策の実施による温暖化対策へのコベネフィット(大気汚染対策による温室効果ガス削減効果)についても定量的に評価する。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

サブテーマ1との連携を行うことができるように、AIM/CGE [Global]の地域分解能と対応したコンバータを作成する。また、サブテーマ2で推計される技術情報を、AIM/CGE [Global]で評価することができるように将来の大気汚染対策シナリオの設定作業を行う。また、アジア地域における社会経済活動の将来シナリオを、他の研究課題の成果を踏まえつつ作成する。
サブテーマ1で推計される排出インベントリデータや、サブテーマ2から提供される技術情報をもとに、将来のアジア地域における社会経済、温室効果ガス、大気汚染物質をカバーする将来シナリオを作成する。また、社会経済シナリオについては、サブテーマ1で対象とする将来排出量推計に資するデータセットを作成し、サブテーマ1に提供する。
作成した将来シナリオをもとに、大気汚染対策実施時における温暖化対策への副次的効果について分析を行い、アジアを対象とした社会経済シナリオと大気汚染対策に関する将来シナリオに関する最終とりまとめを行う。

今年度の研究概要

大気汚染インベントリであるREASに資するデータを計算するとともに、大気汚染対策技術を導入した試算を行う。

備考

S-7-2のテーマ代表は、大原利眞センター長である。

課題代表者

増井 利彦

  • 社会システム領域
  • 領域長
  • 博士(工学)
  • システム工学,土木工学,経済学
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担当者