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流域生態系における環境影響評価手法の開発(平成 22年度)
Development of Watershed Environmental Impact Assessment Procedure

予算区分
AA 中核研究
研究課題コード
0610AA403
開始/終了年度
2006~2010年
キーワード(日本語)
メコン川流域,河口域生態系,土地被覆,淡水魚類,根圏酸化機能,環境影響評価
キーワード(英語)
MEKONG RIVER WATERSHED, ESTUARINE ECOSYSTEM, LAND COVER, FRESHWATER FISH, OXIDATION FUNCTION IN RHIZOSPHERE, ENVIRONMENTAL IMPACT ASSESSMENT

研究概要

東南アジア・日本を中心とした流域生態系における環境影響評価手法の開発を行い、メコン河流域に関連した国際プログラム間のネットワークを構築し、国際共同研究による流域の持続可能な発展に必要な科学的知見を提供する。主にメコン河の淡水魚類相の実態解明、流域の環境動態の解明を行うこと等により、ダム建設等の生態系影響評価を実施する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

特定流域の高解像度土地被覆分類図・湿地機能評価図を作成し、流域生態系の自然劣化実態を把握する。
代表的生物の多様性・生態情報及び気象・水質等の環境データを取得し、流域生態系環境データベースを構築する。
環境影響評価に不可欠な水環境のデータ取得とモデル化並びに好適生息地評価のための景観生態学的手法や河口域生態系への影響評価手法を開発し、流域生態系管理手法を検討する。

今年度の研究概要

中核プロジェクト間の連携、関連プロジェクトとの連携を進め、更に他プロジェクト等との連携を図る。タイを流れる3本のメコン河支流において2カ月毎に魚類・水質モニタリングを行う。ウボンラチャタニ大学の博士課程の学生を受け入れ、耳石分析の研究指導を行う。また2009年度から3年間、三井物産環境基金の助成を受け、タイ・ウボンラチャタニ大学に加え、WorldFish Center、カンボジア水産局の研究機関 (Inland Fisheries Research and Development Institute)がNIESと共同でメコン流域のダム開発の淡水魚類資源への影響およびリスク評価に取り組む。?当該流域の環境問題に取り組む国内外の研究機関,行政機関あるいは市民団体にとっても有用であると考え,最終年度においてMGDBを広く公開する。?生物の好適生息地評価や河口域生態系への影響評価を行うため、タイ東北部及びメコンデルタにおいて景観生態学的評価技術を開発する。?メコンデルタの広範囲に生育しているマングローブ主要樹種の生理機能が底質中の物質代謝機構へ及ぼす影響などの生態系への影響を明らかにする。更に、流域開発に伴う堆積物の量・質の変化がこの生態系機能へ及ぼす影響について検討する。メコン河委員会、環境NGO、各大学研究者、森林管理局等の間で情報共有ネットワークをつくり、タイでワークショップを開催する。

備考

ウボンラチャタニ大学(タイ)、WorldFish Center(カンボジア)、カンボジア水産局(カンボジア)

課題代表者

野原 精一

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態系機能評価研究室
  • 室長
  • 理学博士
  • 生物学,理学 ,水産学
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担当者