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統合評価モデルによる温暖化影響評価・適応政策に関する研究(平成 22年度)
A Study on the climate change impact assessment and adaptation strategies utilizing integrated assessment model

予算区分
BA 環境-地球推進 S-8-1(1)
研究課題コード
1014BA001
開始/終了年度
2010~2014年
キーワード(日本語)
温暖化影響評価,適応策
キーワード(英語)
Climate Change Impacts Assessment, Adaptation

研究概要

日本全国を対象として、複数の異なる気候安定化レベルや適応政策に応じた影響量及び適応策の効果を評価するための統合評価モデルを開発・改良する。また、S-8-1(2)-(9)ならびS-8-2と連帯して、都道府県や市町村レベルで利用可能な温暖化影響の簡易推計ツールを開発する。さらに、各テーマが比較・総合化が可能な形で温暖化影響及び適応策効果の評価を実施出来るように、気候・社会経済シナリオに関する手法整理・開発を支援する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

[H22]適応策の効果を評価するための統合評価モデルの開発,都道府県や市町村レベルで利用可能な温暖化影響の簡易推計ツールの試作準備,温暖化影響評価のための気候シナリオ開発手法の検討,都道府県や市町村レベルで利用可能な社会経済シナリオの開発準備,文部科学省革新プログラムによる気候予測情報の収集・整備,[H23]適応策の効果を評価するための統合評価モデルの改良,都道府県や市町村レベルで利用可能な温暖化影響の簡易推計ツールの試作,AR5に向けた新気候予測情報の網羅的整理とS-8-1(2)-(9)研究班の気候シナリオ開発支援準備,全国レベルで利用可能な社会経済シナリオの開発準備,[H24]統合評価モデルを用いた複数の異なる気候安定化レベルや適応政策に応じた影響量及び適応策効果の評価,都道府県や市町村レベルで利用可能な温暖化影響の簡易推計ツールの試行,都道府県や市町村レベルで利用可能な温暖化影響の簡易推計ツールの試作,AR5に向けた新気候予測情報の網羅的整理とS-8-1(2)-(9)研究班の気候シナリオ開発支援,全国レベルで利用可能な社会経済シナリオの開発,[H25-26]社会経済シナリオを考慮した統合評価モデルを用いた適応策の評価,都道府県や市町村レベルで利用可能な温暖化影響の簡易推計ツールの適用,温暖化影響の簡易推計ツールのための気候シナリオモジュールの開発,県・市町村レベルの社会経済シナリオ開発の手法検討

今年度の研究概要

・統合評価モデルに,テーマ1(2)-(9)で開発される影響・適応策評価モデルを用いて作成される影響関数を実装する準備を行う.
・連携して自治体レベルで利用可能な温暖化影響の簡易推計ツールの構造を検討する.
・気候シナリオ開発手法について,既存手法の整理・評価を実施し,多様な空間スケールでの影響評価研究に適した手法を検討する
・影響・適応策評価モデルに必要な社会経済シナリオを準備するために,日本を対象とした既発表の社会経済シナリオを収集・整理する
・IPCC AR5に向けた革新プログラムによる温暖化実験出力を収集・整備する

課題代表者

肱岡 靖明

  • 気候変動適応センター
  • センター長
  • 博士(工学)
  • 工学
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担当者