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流域内の河川水温推定と生態系への影響評価(平成 21年度)
Estimation of river water temperature and ecological impact assesment at the Watershed Scale

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0910AE004
開始/終了年度
2009~2010年
キーワード(日本語)
河川水温,流域管理,流域生態系,GIS,北海道
キーワード(英語)
river water temperature, watershed management, watershed ecosystem, GIS, Hokkaido

研究概要

人為的な流域構造変化が流域生態系に与える影響として非常に基本的かつ重要であると考えられる流域全体規模での河川水温推定技術に関し,北海道における対象河川を対象として物理モデルを作成する。これにより河畔林伐採・土地利用変化等と水温の季節変動に関する推定技術を高度化する。またこれらの結果を用い,淡水魚類等流域生態系に与える影響について解析を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:

全体計画

地球規模の気候変動や人為的な流域構造変化に対し,国内で最も脆弱な生態系を有する北方圏「北海道」を対象とし,人為的な流域構造改変が河川の水温変化に与える影響とその上昇メカニズムについて流域熱収支モデルを用い解析する。次に,これらの成果を基に,水温変化が河川生態系に与える影響に関して河川水温の時空間変動を生息環境評価モデルに導入する。最終的に全ての結果を統合して,対象とする流域の,現状分析および因果関係の解明を行う。

今年度の研究概要

モデル構築に必要な対象河川流域における空間基盤データを整備するとともに,各種初期条件・境界条件となる現地観測データを取得する。これらを基にモデルを作成し一年間を最終目標とする河川水温の推定を行う。さらに流域改変の様々なシナリオ(土地利用改変や河畔林伐採等)を採用した場合の水温変動に対して予測を行い,その結果を流域内の空間情報としてマッピングする。

関連する研究課題
  • : 重点4ー中核3流域生態系における環境影響評価手法の開発
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

亀山 哲

  • 生物多様性領域
    生態系機能評価研究室
  • 主幹研究員
  • 農学博士
  • 生物学,情報学,農学
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