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国際河川メコン河の淡水魚類多様性保全に向けたダム立地シナリオの考察(平成 21年度)
Scenario-Based Assessment of the Potential Effects of Alternative Dam Construction Schemes on Freshwater Fish Diversity in the Lower Mekong Basin

予算区分
NA 寄付
研究課題コード
0911NA001
開始/終了年度
2009~2011年
キーワード(日本語)
メコン河,淡水魚類,ダム建設,シナリオ解析,生態リスク評価
キーワード(英語)
Mekong River, freshwater fishes, dam construction, senario-based analysis, ecological risk assessment

研究概要

日本、タイ、カンボジアの研究機関が協力し、生物多様性のきわめて高いメコン河の淡水魚類とその生息環境に及ぼされる既存ダムの影響、また計画中のダムの将来的な生態リスクについて、できるだけ多くの回遊魚に着目し、定量的な評価を行う(第1の目的)。特に計画中のダム建設に伴う生物多様性と漁業資源への生態リスクについて、メコン河下流全域でそれを定量化し、明示的に地図化し、リスクを最小限に抑える建設サイトの提案を行う(第2の目的)。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

1)メコン流域の淡水魚類と自然環境に関する既存の空間データを、関係機関を通じて収集し、GISを用いて整備する(1年目)。2)メコン下流域の3カ国で現地調査を行い、魚類を採集し、その耳石の化学分析から主な回遊魚の回遊生態を明らかにする(1−2年目)。3)既存ダムの影響評価ならびに計画中ダムの生態リスク評価を統計モデルを用いて行い、その結果をダム建設予定地の修正や代替地の選定など具体的な立地シナリオに反映させる(3年目)。

今年度の研究概要

今年度は上記空間データを整備するとともに、データをもとに複数種の淡水魚類の潜在生息適地のモデルによる推定を行う。またすでに採集済みの耳石サンプルを分析し、いくつかの魚種については回遊生態に関するいくつかの知見を得ることを期待している。また現地ではカウンターパートとともに、タイとカンボジアの数河川においてさらに組織サンプルや河川水サンプルなどの収集を継続する。

備考

Dr. Eric Baran & Ms. Yumiko Kura: WorldFish Center (Cambodia)
Dr. So Nam: Inland Fisheries Research and Development Institute (Cambodia)
Dr. Tuantong Jutagate, Ubon Ratchathani University (Thailand)

関連する研究課題
  • : 重点4ー中核3流域生態系における環境影響評価手法の開発

課題代表者

福島 路生

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態系機能評価研究室
  • 主任研究員
  • 水産学博士
  • 水産学,農学,生物学
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担当者