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ニホンウズラ受精卵を用いた環境汚染物質の発生・繁殖毒性評価(平成 21年度)
Assessment of developmental and reproductive toxicity of environmental pollutants using Japanese quail eggs

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0909AE002
開始/終了年度
2009~2009年
キーワード(日本語)
発生毒性,繁殖毒性,受精卵,ニホンウズラ,環境汚染物質
キーワード(英語)
developmental toxicity, reproductive toxicity, fertilized eggs, Japanese quail, environmental pollutant

研究概要

鳥類の受精卵は,胚発生時に母体や外界からの影響をほとんど受けないため,毒性研究に用いることで化学物質の発生毒性を正確に評価することが可能であり,毒性機序の解明にも有力なツールとなると期待される。我々は,これまでにニホンウズラ受精卵を用いて,化学物質を卵内投与して胚発生への影響を検出する毒性試験法を構築し,汚染化学物質の持つ発生毒性や生殖毒性の詳細な評価を可能とした。今回,この試験法を用いて環境汚染の懸念される化学物質の毒性評価と,毒性機序解明の基礎的研究を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

有機塩素系農薬であるDDTは,猛禽類および魚食性鳥類に観察された繁殖障害や生息数減少の原因物質として疑われており,我々の過去の研究でも,DDTの1異性体o,p’-DDTは胚発生期曝露によって生殖器官の発達と機能を攪乱することが確認されている。DDTや類似した構造を持つジコホルは,日本を含む先進国では使用が禁止されているものの,熱帯・亜熱帯地域ではマラリヤ予防などの必要性からいまだに製造・使用されており,また,DDTの大量散布された地域では,使用停止から長期間を経ても分解産物であるp,p’-DDEが高濃度で検出されることが知られている。このため,これらの有機塩素系農薬の生態影響を把握するために,ニホンウズラ受精卵を用いた毒性試験を行う。

今年度の研究概要

p,p’-DDEとジコホルの2つの異性体p,p’-dicofolおよびo,p’-dicofolをウズラ受精卵に卵黄内投与して,発生・繁殖毒性評価を行う。さらに,諸臓器における形態,生化学および分子生物学的変化を検出して,毒性機序に関する情報の蓄積と解析を行う。

備考

重点3−その他1(2)に関連

課題代表者

白石 不二雄

担当者

  • 鎌田 亮
  • portrait
    中島 大介環境リスク・健康研究センター
  • 高橋 慎司
  • 清水 明