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東アジア・ユーラシア地域での希少鳥類細胞保存バンク創設(平成 21年度)
Establishment of international network for cryo-cell bank of endangered birds in east Asia and Eurasia.

予算区分
NA 寄付
研究課題コード
0810NA002
開始/終了年度
2008~2010年
キーワード(日本語)
遺伝的多様性,国際共同研究,希少鳥類,細胞凍結保存
キーワード(英語)
genetic diversity, international cooperative studies, endangered birds, cell cryopreservation

研究概要

アジア・極東ユーラシア地域で希少鳥類細胞の凍結保存バンクのネットワークを構築し、水平的国際共同研究体制を構築しながら、我が国が世界に先駆けて開発してきた鳥類細胞培養法、凍結保存法等の最先端技術を国際社会に提供、標準化することによって我が国の国際的リーダーシップを発揮する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

我が国で独自に開発した鳥類細胞保存技術の国際標準化を図り、アジア・極東ユーラシア地域に棲息する鳥類細胞を安定的に凍結保存する一連の手法の更なる国際標準化を図る。具体的には、世界的に鳥類の多様性が高い日本を含むアジア・極東ユーラシア地域での希少野生鳥類種の細胞保存体制及び国際的細胞保存ネットワークを構築して、必要な技術の国際標準化と保存試料の危険分散と保存細胞の活用法の開発体制を確立する。この際に、地球規模での温暖化を受けて生息環境及び感染症(鳥インフルエンザ、ウエストナイル熱、鳥マラリアなど)の分布域拡大等の環境圧力により絶滅危惧種に対するリスクは増大の一途であるため、検疫体制を含めて保存に適する試料収集手法の国際標準化も同時に整備する。
また、同地域内の将来コアとなる研究機関(ロシア、中国、韓国、タイなど)の研究者との情報及び技術ネットワーク構築を通じて保存鳥類細胞の活用法に関する国際共同研究を先進国も交えて行い、環境保全と遺伝的多様性回復研究への活用を目指す。

今年度の研究概要

海外コア研究機関との試料危険分散のために凍結試料の一部を相互輸送する。また、保存細胞を用いた応用研究開発(個体増殖法の開発等)を行い、ホストとして最適な一般種鳥類系統を選抜し個体増殖実験を開始する。また、順次各研究期間での技術研修を行うと共に、検疫体制(キットによる鳥インフルエンザ及びウエストナイル熱の診断に必要な機器、キット類)の整備を行う。海外コア研究機関から若手研究者を受け入れて短期研修を行う。加えて、海外コア研究機関の研修員を組み合わせた研修を行い、人的ネットワークを育成しながら細胞培養法の国際標準化を行う。ネットワークに参画する全ての研究機関とネットワーク運営上の問題点を検討し、解決に向けた役割分担を決定する。

関連する研究課題
  • 0 : 環境保全に有用な環境微生物の探索・収集・保存、試験用生物等の開発及び飼育・栽培のための基本業務体制の整備、絶滅の危機に瀕する野生生物種の細胞・遺伝子保存

課題代表者

桑名 貴

担当者

  • Sawicka Edyta
  • portrait
    大沼 学生物・生態系環境研究センター
  • 今里 栄男