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持続的経済発展の可能性(平成 21年度)
Study on Possibility of Sustainable Economic Development

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0811CD004
開始/終了年度
2008~2011年
キーワード(日本語)
地球温暖化,ユーラシア,経済的発展,エネルギー,外交政策
キーワード(英語)
global warming, Eurussia, economic development, energy, foreign policy

研究概要

ロシア、中国、インドの3国およびその他の地域大国(サウジアラビア、ブラジル、トルコ)が、地域経済大国としてどのようなインパクトを世界に与えているかを、マクロ経済・国際金融、産業構造・企業システム、資源・環境問題という側面から検討し、それを踏まえて、これら諸国が地域大国としての地位を維持・発展できるかどうかの展望を導く。具体的には、以下の4点を本研究の目的とする。(1)マクロ・国際金融、産業構造・企業、資源・環境の問題に関して、3国を中心とする「地域大国」を比較できるような経済統計及び法制データベースの作成、(2)上記観点において「地域大国」が共通に抱える問題の抽出、(3) 資源外交及び国際環境保護体制におけるこれら諸国の行動様式の分析、(4)3国およびその他の「地域大国」がグローバリゼーションに対抗する新しい理論モデルになりうるかの検討。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

本研究全体の目的がロシア、中国、インドの3国の比較分析であり、比較する内容として経済的な問題全般が取り上げられる中で、環境問題、とりわけ地球温暖化問題に関連する部分を分担することになる。具体的には、上記3国における国家の基礎データや地球温暖化問題に関連するその他の経済社会的データのとりまとめ、統計資料の整理、国際社会における3国の位置づけ、京都議定書等国際制度および関連する国際交渉における3国の主張の整理を行う。そして、最終的には統計的データから3国の地球温暖化問題への対応を説明できる理論の構築、および構築された理論を用いた今後の3国の動向の行方の予測を行う。

今年度の研究概要

ロシア、中国、インド3カ国の地球温暖化問題の国際交渉におけるポジションの分析に必要な基礎データ収集。

備考

研究代表者:西南学院大学経済学部 上垣彰

課題代表者

亀山 康子