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亜酸化窒素濃度分布を介した北極域オゾン層の長期変動に関する研究(平成 21年度)
A study on the long-term variation of the Arctic ozone layer through the N2O concentration distribution

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0710CD390
開始/終了年度
2007~2010年
キーワード(日本語)
亜酸化窒素,化学気候モデル,経年変動,オゾン,成層圏
キーワード(英語)
nitrous oxide, chemistry-climate model, interannual variation, ozone, stratosphere

研究概要

北極域オゾン濃度の年々変動は、オゾンの化学破壊の年々変動と、オゾン輸送の年々変動の、両方の影響を受ける。そこで、この両方の過程に関係する、オゾン濃度、亜酸化窒素濃度、気温、子午面循環、化学オゾン破壊率などの量的関係を調べ、オゾンの化学破壊の年々変動と輸送の年々変動を分離して理解することが本研究のポイントである。成層圏の大気波動活動の年々変動によって引き起こされた上述の要素の年々変動の因果関係および量的関係を数十年にわたるモデル計算結果と衛星観測データを解析し、明らかにしていくことが本研究の目的である。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

2007年度:化学気候モデルの1980〜2100年の計算を行う。
2008年度:1980〜2100年についてのオゾンと亜酸化窒素分布の計算結果の解析を行う。
2009年度:化学輸送モデルによる1957〜現在までの計算を行い、オゾンと亜酸化窒素分布の解析を行う。
2010年度:2009年度に行った過去についての解析と2008年度に行った将来大気に関する解析結果を総合し、過去から将来にわたる北極域オゾン層変動の要因に関する統一的な見解を得る。

今年度の研究概要

化学気候モデルの121年間(1980年〜2100年)の計算結果に基づき、子午面循環とEP-fluxの年々変動を調べ、これらの量の、極渦崩壊時期の早い年と遅い年との対応、およびそれらの年の亜酸化窒素濃度との対応、さらに、オゾン濃度との対応を調べる。
このような解析法が、北極域のオゾン量の年々変動の輸送による変動を取り除き、ハロゲンによるオゾン層破壊量の不確定性を縮小することができるかどうか、北極域のオゾン量変動の振幅が最近増加している事実を説明できるかどうかについて検討する。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

秋吉 英治

  • 地球環境研究センター
    気候モデリング・解析研究室
  • 室長
  • 博士 (理学)
  • 物理学,地学,コンピュータ科学
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担当者