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スズメ目鳥類の個体群構造とその維持機構に関する研究(平成 20年度)
RESEARCH ON POPULATION STRUCTURE AND ITS MAINTENANCE MECHANISM OF PASSERINES

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0810AE006
開始/終了年度
2008~2010年
キーワード(日本語)
スズメ目,個体群構造,系統解析
キーワード(英語)
PASSERIFORM, POPULATION STRUCTURE, PHYLOGENETIC APPLOACH

研究概要

生物種の集団は、個体群、亜種といった階層的な構造を持っている。そのため、野生生物を効率的に保全する際に、個体群間および亜種間の系統関係、野生生物の個体群構造に関する情報は必要不可欠である。これまで調査を行ってきて、サンプルが蓄積しているオオヨシキリ、オオセッカ、コジュリン等の湿地性スズメ目鳥類の個体群間の遺伝的構造の差異、および、メジロの亜種間の系統関係を明らかにすることを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

1年目 野外個体群での繁殖状況を調査しサンプルを収集すると同時に、DNAの抽出を行い、サンプルの整理を行う。2年目 野外調査により個体群間の分散を明らかにすると同時に、個体群構造の解析に必要な遺伝子マーカーの探索と不足しているサンプルの収集を行う。3年目 野外調査を継続しながら、個体群間および亜種間の遺伝的変異より個体群間、亜種間の系統関係を明らかにする。

今年度の研究概要

2008年度は、いくつかの調査地でオオヨシキリの繁殖状況を明らかにし、サンプルを収集する予定である。また、これまで蓄積したメジロサンプルの遺伝解析を行い、寄生虫の感染状況および集団間の構造を明らかにする。

関連する研究課題
  • 0 : 領域プロジェクト

課題代表者

永田 尚志