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マイクロサテライトマーカーによるChattonellaの生活史解明(平成 20年度)
Life cycle analysis of Chattonella by microsatellite markers

予算区分
CD 文科-科研費 CD
研究課題コード
0708CD397
開始/終了年度
2007~2008年
キーワード(日本語)
シャトネラ,マイクロサテライト,生活史
キーワード(英語)
CHATTONELLA, MICROSATELLITE, LIFE CYCLE

研究概要

個体識別の可能なマイクロサテライトマーカーおよび分子生物学的手法を活用して、有害植物プランクトンの一種、Chattonella(ラフィド藻)の生活史の全容を解明することを目的とする。具体的には、Chattonellaの生活史における各ステージの細胞(栄養細胞、小型細胞、シスト)を分離して、各々の細胞の核相をマイクロサテライトマーカーで直接的に決定し、これにより減数分裂時期と複相化の時期を特定する。更にシストからの発芽細胞において無性的複相化が起きるという過去の報告の検証も併せて行う。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

単一細胞の全ゲノム増幅とマイクロサテライトマーカーによる特定DNA領域の増幅方法について検討を行い、生活史の各ステージの細胞を分離して、細胞レベルでマイクロサテライトマーカーによる核相状態を特定する(2007年度)。減数分裂時期を把握するなど、生活史の全容を明らかにする。また自然集団における Chattonellaの核相状態について把握する(2008年度)。

今年度の研究概要

(1)単一細胞の全ゲノム増幅とマイクロサテライトマーカーによる特定DNA領域の増幅方法について検討、(2)栄養細胞と小型細胞の分離と単一細胞の全ゲノム増幅、そしてマイクロサテライトマーカーによる解析、(3)増幅断片長解析による各細胞ステージの核相を決定、(4)次年度予定の自然集団の核相状態を把握するためのサンプルを収集

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

河地 正伸

  • 生物多様性領域
    生物多様性資源保全研究推進室
  • 室長(研究)
  • 博士(理学)
  • 生物学
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