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繊維製品に含まれる添加型化学物質の使用時挙動の解明(平成 20年度)
Indoor behavior of functional additives in textile under daily usage

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0708AF567
開始/終了年度
2007~2008年
キーワード(日本語)
ヘキサブロモシクロドデカン,放散,光分解
キーワード(英語)
hexabromocyclododecane, emission, photolysis

研究概要

繊維製品は室内利用品の中でも特に比表面積が大きいため、製品に付与される添加型化学物質の気中放散量が大きい可能性がある。本研究では、ハウスダストから高濃度で検出例のある難燃剤HBCD(化審法第一種監視化学物質)に着目し、防炎加工された繊維製品使用時におけるHBCDの放散および環境変換性等を調査し、ヒトへの暴露量および環境排出係数を見積もることにより製品使用時の添加型化学物質挙動の一端を解明することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

難燃加工カーテン由来HBCDによる室内空気汚染の実態および使用時挙動を解明するため、本研究では以下の3つの課題に取り組む。
1)放散挙動・環境変換性の解明(ラボスケール)
・小形チャンバー試験および固相吸着剤によるパッチテストを実施し、製品中HBCDの放散の有無および放散速度を測定する。
・室内で太陽光に暴露させたカーテン布地を経時的に化学分析に供試し、紫外線によるHBCDの異性体変換・光分解(脱臭素)挙動を調査する。
2)一般住宅室内空気の汚染実態調査
複数の一般住宅を対象に室内空気およびハウスダストを採取し、HBCDの放散実態を調査する。繊維製品設置の有無による濃度差異を調べ、家電製品からの寄与率と比較する。その他主要な臭素系難燃剤(ポリ臭素化ジフェニルエーテルやテトラブロモビスフェノールA等)の汚染レベルと比較し、放散源の探索を試みる。
3)環境影響の評価
上記1)、2)の結果よりHBCDのヒトへの推定暴露量および環境排出係数を推計し、HBCDの環境影響を検証する。

今年度の研究概要

・小形チャンバー試験を本格実施し、難燃加工カーテンからのHBCD放散挙動を解明
する・太陽光照射試験を継続し、HBCD脱臭素化物の検索を試みる

課題代表者

梶原 夏子

  • 資源循環・廃棄物研究センター
    基盤技術・物質管理研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (学術)
  • 化学
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