ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

複数の化学トレーサーによる日本海深層循環の解明(平成 20年度)
Study on deep circulation in the Japan Sea with chemical malti-tracer

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0809AE003
開始/終了年度
2008~2009年
キーワード(日本語)
日本海,深層循環,温暖化影響
キーワード(英語)
Japan Sea, deep circulation, warming impact

研究概要

日本海全域に及ぶ放射性炭素の分布から,日本海盆東部域とその他の海盆における深層水の見かけの年代が大きく異なることが分かってきた。この結果は,日本海盆東部域の深層水が他の海盆とは異なった循環系にある,あるいは深層水の起源である北西部日本海の表層水中の放射性炭素濃度が各々異なることに起因すると考えられる。そこで本研究では,日本海深層において,放射性炭素や溶存酸素,栄養塩などに加えて他の複数の化学トレーサーを測定,併せて解析を行うことから,深層水の起源や循環像について化学海洋学的視点から精査する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

日本海盆東部域と大和海盆を対象海域として,放射性炭素や溶存酸素,栄養塩などに加え,数年から数十年スケールの海水流動のトレーサーとして有効なヘリウム同位体やトリチウムなどの複数の化学トレーサーの測定を行うことによって,両海域における底層水中の放射性炭素濃度に見られる相違の原因を探る。具体的には,放射性炭素の測定だけでは明らかに出来なかった底層水やその上部にあたる深層水(水深1,000m−2,000m付近)の正確な水塊年代の算出,あるいは各底層水の起源の推定を行う。

今年度の研究概要

前年度,北海道大学練習船・おしょろ丸による日本海調査航海で採取された海水試料を用いて,放射性炭素,トリチウム,ヘリウム同位体比の測定を実施する。なお,ヘリウム同位体比については,東京大学海洋研究所において測定を行う。

備考

共同研究者:高畑直人(東京大学)
研究協力者:渡辺豊(北海道大学)

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

荒巻 能史

  • 地球環境研究センター
    炭素循環研究室
  • 主任研究員
  • 博士(地球環境科学)
  • 化学,地学,水産学
portrait