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東アジア地域におけるオゾン・エアロゾルの長距離越境輸送に関する研究(サブテーマ2) 観測データに基づくアジア域エミッションインベントリの高度化(平成 20年度)
Study on transboundary transport of ozone and aerosols in East Asia
(Sub2) Improvement of Asian emission inventories using observation data

予算区分
BA 環境-地球推進 C-081(2)
研究課題コード
0810BA003
開始/終了年度
2008~2008年
キーワード(日本語)
排出インベントリ,逆推計モデル
キーワード(英語)
emission inventory, inversion model

研究概要

(課題全体)我が国におけるオゾン・エアロゾル汚染に関し、東アジア域における越境汚染量、半球規模での大陸間輸送量、我が国における生成量などについてより正確な科学的知見を確立する。また、越境汚染問題の解決のための国際協調に向けて、枠組みの検討・整理を行う。
(サブテーマ2)アジア域エミッションインベントリ(REAS) について、衛星データに基づく逆モデル計算、既存の観測データなどを元にした検証などを行い、その精度を向上させたバージョンを作成する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

インバース推計と排出インベントリの連携により、REASの精度を向上することを目的とする。具体的には、(1)対流圏観測衛星データ等に基づくインバース手法を開発し、この手法をもとに、(2)排出インベントリREAS(v.1)を改良して、その改訂版を作成する。この目的のため、本研究ではまず衛星・地上観測データと化学物質輸送モデル(CTM)を組み合わせ、4次元変分法(4DVAR)などを使って、アジアの排出インベントリを検証し、その不確かさを低減し、東アジア域の排出量の推計を高度化する手法を開発する。次に、インバ−ス結果をもとに排出インベントリREASを改良する。具体的な研究項目は以下のとおり。
・国別年間排出量の改良:NOx, CO, BCなどに対象に、REASの国別排出量を修正する。特に、日本への越境汚染の影響が大きいと考えられる中国と韓国に力点を置く。
・空間分解能の精緻化:REASの水平分解能を、最近の対流圏衛星の空間分解能に併せて、現在の経緯度0.5度から0.25度程度に細分化する。
・季節変動の推計:活動量の季節変動をもとにREAS排出量に季節変動を与え、その結果とインバースに基づく季節変動を比較して、地域別の季節変動係数を求める。
・セクター別排出量の改良:高空間分解の排出量データをもとに、工業・都市・農業などの地域特性別に排出量推計の差を評価する。

今年度の研究概要

(1)対流圏衛星観測データと4次元変分法(4DVAR)を用いて、東アジア域のNOx排出量を逆推計する手法を開発する。(2)燃料消費量などの各種統計データをもとに2004〜2006年の排出量を推計する。特に、中国と韓国に力点を置く。(3)中国における各種活動量の季節変動をもとに年間排出量を季節分解する。

課題代表者

大原 利眞

  • 企画部
  • フェロー
  • 工学博士
  • 工学,地学,システム工学
portrait

担当者

  • 黒川 純一