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ニホンウズラ受精卵を用いた経卵曝露毒性試験による環境汚染物質の毒性評価(平成 20年度)
Toxicity assessment of environmental pollutants using in ovo exposure test with Japanese quail eggs

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0808AE003
開始/終了年度
2008~2008年
キーワード(日本語)
ニホンウズラ,経卵曝露,毒性評価
キーワード(英語)
Japanese quail, in ovo exposure, toxicity assessment

研究概要

鳥類は化学物質汚染に敏感であり,汚染地域における野鳥の大量死や繁殖障害は現在までに数多く報告されている。発生胚も化学物質に敏感であり,この時期の曝露は正常な胚発生を阻害し,胚死や各種臓器の奇形または機能障害を引き起こす可能性がある。我々は,ニホンウズラ受精卵を用いて,化学物質の卵内曝露による個体発生の変化や生殖能への影響を検出する毒性試験法を構築してきた。これまでの研究によって,異なる機序を持つ種々の化学物質の毒性検出が可能となったため,環境汚染の懸念される化学物質の詳細な毒性評価を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

卵質や孵化率を事前検査したニホンウズラを準備して,毒性試験に適した受精卵を採取する。被検物質を卵内投与して曝露胚を作出,孵卵して胚発生および孵化率への影響,孵化した雛を育雛して成長への影響,性成熟させて繁殖への影響を検討する。成長した雌雄を解剖して形態変化を観察するとともに,血中ホルモン濃度や血液性状などの生化学的検査や各種臓器における遺伝子発現変化の解析を行い,被検物質の毒性機序に沿った検出項目を検討する。

今年度の研究概要

(1)女性ホルモン作用の疑われるケルセン(ジコホル)を投与し,毒性作用の有無を詳細に検討する。
(2)奇形発生の一機序としてレチノイン酸受容体を介した作用が考えられるため,新しいエンドポイントの作出のためにレチノイン酸受容体の内因性リガンドである全トランスレチノイン酸の投与試験を行う。

課題代表者

白石 不二雄

担当者

  • 鎌田 亮
  • portrait
    中島 大介環境リスク・健康研究センター
  • 高橋 慎司
  • 清水 明