ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

自然条件下の干潟底質有機物分解速度の定量的評価手法の検討(平成 19年度)
In situ measurement of sediment decomposition rate in a tidal flat

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0707AE561
開始/終了年度
2007~2007年
キーワード(日本語)
干潟,分解速度,酵素
キーワード(英語)
tidal flat, decomposition rate, enzyme

研究概要

干潟は陸域や海域から運ばれてきた種々の懸濁物質が沈殿・堆積し、分解される物質循環の場である。干潟生態系の物質循環が円滑に行われることは、水質の浄化機能、生物資源を保全・再生する機能など、干潟の持つ様々な生態系サービス機能を維持していくうえで、重要である。しかし、干潟底質中での微生物による有機物分解量に関しては、信頼できる評価手法はいまだ確立されていない状況にある。本研究では、自然条件下にある干潟底質の有機物分解速度を推定する手法を確立することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

 本研究では、底質有機物の微生物的分解を、微生物が産生する菌体外酵素による化学反応捉え(酵素分解モデル)、干潟底質の酵素活性から有機物分解量を定量的に評価する手法を確立することを目標とするが、研究を効率的に行うために、以下の予備的研究から実施する。
1) 酵素分解モデルの適応性の検証
2) 分解速度、検出感度の大まかな推定、
3) 分解速度に関わる酵素活性測定項目の抽出。

今年度の研究概要

 底質の有機物は複数種の高分子化合物の混合物であり、分解に関わる酵素も1種類ではない。一方、底質中の菌体外酵素活性の間には、互いに相関の高い酵素もある。小櫃川河口干潟において野外実験を行い、複数の酵素について酵素分解モデルの適応性を検証し、モデルを摘要したときにどの酵素が最もよく分解速度を反映するかを検討するとともに、分解速度の大まかな推定を行う。

関連する研究課題
  • 0 : 生物圏環境研究領域P

課題代表者

広木 幹也

  • 生物・生態系環境研究センター
  • シニア研究員
  • 農学博士
  • 生物学,農学
portrait