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化学物質リスク総合解析手法と基盤の開発(平成 19年度)
Development of integrated risk analysis system and methodology

予算区分
AK
研究課題コード
0611AK509
開始/終了年度
2006~2011年
キーワード(日本語)
地理情報システム,データベース,基盤システム
キーワード(英語)
GEOGRAPHIC INFORMATION SYSTEM, DATABASE, SYSTEM PLATFORM

研究概要

化学物質リスクの解析にあたっては、多数の物質、多様な影響の側面、排出やリスクに関連する経済・社会的データなど多種のデータを総合的に解析することが必要である。また、多くのデータは地理的あるいは時間的属性を持ち、GIS(地理情報システム)などのシステムを有効に活用することも効率的かつ高度な解析のためには必須である。同時に、例えば曝露解析のためのモデルやモニタリングデータの解析手法など、種々の手法を容易に利用可能な形に統合するシステムとしての機能が十分であることが、特に政策対応としての貢献には望ましい。本課題では、化学物質リスクの解析のために必要となる、地理情報、水文・気象情報、また、モデルやモニタリングデータなどの手法群を構造化されたデータ・手法群として蓄積するとともに、影響データや環境リスクプログラム各中核PJ間の連携による総合的な解析を含めて支援するためのシステムとデータを構築することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

本課題では、具体的には以下の検討を実施する。
(1)気象・水文関連データ、環境観測データ、排出関連情報、社会基盤・地理情報などのデータを収集し、GISまたは必要な観点から適切に構造化されたデータとして収録する。
(2)上記の課題(1)で収録するデータと動態モデル等の統一的な運用・解析を目指したGISシステム基盤の開発を行う。
(3)化学物質によるリスクの総合把握のためのデータ活用および解析アプローチに関する検討を行う。
 当初ニ年間程度は、課題(1)(2)特に(1)を中心として検討を進め、その後順次、課題(2)(3)特に課題(3)を中心とした検討に進めるように研究を進める。

今年度の研究概要

本年度は、課題(2)に関してシステム要件の整理と構造設計の予備的開発を試み、この検討を参照しつつ、主に課題(1)についてデータ構造の設計とデータの収集を行う。

備考

環境リスクプログラム 中核プロジェクト1とは特に密接な関連を持って実施する。

課題代表者

鈴木 規之

  • 企画部
  • フェロー
  • 博士(工学)
  • 工学,化学,土木工学
portrait

担当者