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藻場の生態系機能による海域再生研究 (平成 19年度)
The restoration of coastal ecosystems with ecological functions of marine macrophytes beds

予算区分
AH 地環研
研究課題コード
0408AH376
開始/終了年度
2004~2008年
キーワード(日本語)
海産大型植物,海草,生態系機能,底生生物
キーワード(英語)
marine macrophytes, seagrass, ecological functions, benthos

研究概要

アマモ場生態系は、沿岸水から(1)栄養塩を吸収、(2)トラップした有機物を根圏へ供給、(3)根茎を発達させることで生じる地固め効果によって、攪乱の大きい沿岸域において魚類や底生生物の餌場および生息場として機能する。また干潟から浅海域への移行帯として、物質循環と生物多様性の維持にとっても重要な要素である。本研究では現在のアマモ場再生が抱える問題点を解決すべく、(1)再生植物の適正な選定を行い、(2)残存するアマモ場と再生したアマモ場の生態系機能の比較を行い、(3)生態系機能によって海域生態系の再生を行うことを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

本研究では再生植物の適正な選定を行うために、(1)対象水域でのアマモ場に関する過去の分布情報を収集し、(2)現存および過去のアマモ場における生育環境項目を計測し、両者を総合して(3)再生対象地を選定する。同時に?現存アマモ場における遺伝子レベルの多様性に配慮して移植元のアマモ場を決定する。再生方法については、これまで提案されてきたいくつかの方法に加えて今回新たな手法も加え、定着率の比較を行う。再生しようとするアマモ場の生態系機能は水質、底質、競合生物の制御として機能するものに重点をおき比較を行う。本申請ではこれらの研究を自治体研究所と協力し、現地での実証試験を行うことで連携する。

今年度の研究概要

(1)中海をはじめとする全国の水域に残存する底生生物個体群、特にアマモおよびコアマモの生息地を中心とした各種の環境要因をまとめ、アマモ場構成種および競争種の生育に関する環境条件のデータベース化を進める。(2)根圏環境に注目した研究を進め、地環研の協力を得て、根圏のとくに酸素環境の計測手法の開発、酸素供給手法の開発、酸素環境の改善が成育に及ぼす影響を評価する。

備考

共同研究機関:鳥取県衛生環境研究所(幹事), 兵庫県立健康環境科学研究センター,広島県立総合技術研究所広島県保健環境センター,広島県立総合技術研究所水産海洋技術センター, 三重県科学技術振興センター, 茨城県霞ケ浦環境科学センター

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動(生物圏環境研究領域)

課題代表者

矢部 徹

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態系機能評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士(理学)
  • 生物学
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