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アジア太平洋域における戦略的データベースを用いた応用シナリオ開発(平成 18年度)
Development of Applied Scenarios using Strategic Database in the Asia-Pacific Region

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0607BY530
開始/終了年度
2006~2007年
キーワード(日本語)
戦略的データベース,将来シナリオ,環境オプション
キーワード(英語)
STRATEGIC DATABASE, SCENARIO, ENVIRONMENTAL OPTIONS

研究概要

 今後ますます深刻化することが危惧される、アジア諸国における廃棄物、大気汚染、水質悪化などの環境問題に対して、技術や制度を含めた様々な対策オプションを提供するための戦略的データベースを構築する。また、環境−経済モデルを統合することで、地域レベルから多国間の様々なスケールで、物質フローや健康影響、環境投資を行った場合の環境改善の効果等を評価する応用シナリオ分析を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

(1)革新的環境対策オプションに関する情報を収集整理し、政策決定者が戦略的に適切なオプションを選択する材料を提供するための戦略的データベースを整備・拡充する。
(2)戦略的データベースを用いて、アジア主要国における革新的対策の有効性を評価するとともに、実現に至る複数の将来シナリオを作成する。
(3)作成した将来シナリオについて、アジア各国環境経済モデルに各国に固有の環境問題を表現する要素モデルを加え、経済影響を含め定量的に評価する。

今年度の研究概要

(1)戦略的データベースの拡充により、400を超える環境イノベーションオプション(定量的なアジア各国のデータを含む)を整備し戦略的データベースの拡充を図るとともに、する。また、戦略的データベースとシナリオ作成のためのモデルとをリンクさせ、イノベーションの効果を分析するため、戦略的データベースのインタフェースを改良する。
(2)戦略的データベースを用いて、バイオ燃料普及のためのイノベーション戦略について、中国、タイを対象として検討する。また、
(3)UNEP/GEO4での将来シナリオをベースとして、アジア主要国を対象として、温室効果ガス排出量、土地利用変化、大気汚染物質排出量などの環境指標の変化を推計する。

備考

外国共同研究機関:中国能源研究所, 中国科学院地理科学与資源研究所, インド経営大学院, ソウル大学, 韓国環境研究所, アジア工科大学

関連する研究課題
  • : 関連P8 アジア太平洋域における戦略的データベースを用いた応用シナリオ開発

課題代表者

甲斐沼 美紀子

担当者