ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

海洋における溶存炭素中の放射性炭素測定と炭素循環研究(平成 18年度)
Measurement of radiocarbon and its application to study on carbon cycle in the ocean

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0607AE586
開始/終了年度
2006~2007年
キーワード(日本語)
放射性炭素,炭素循環
キーワード(英語)
RADIOCARBON, CARBON CYCLE

研究概要

 本研究では、日本原子力研究開発機構との共同研究として、日本海(縁辺海の代表海域)及び西部北太平洋(大洋の代表海域)における海水循環及び炭素循環を明らかにすることを目的とする。この目的を達成するため、本研究では海水に溶存する無機炭素及び有機炭素中の放射性炭素を化学トレーサーとして使用する。溶存無機炭素中の放射性炭素は、海水循環を的確に評価することのできる化学トレーサーとして海洋学において広く活用されている。また溶存有機炭素中の放射性炭素は、海洋における親生物元素・核種の移行に時間軸を与える化学トレーサーとして近年注目されている。本研究では、日本海及び西部北太平洋において溶存炭素中の放射性炭素の分析を行い、当該海域における海水循環及び炭素循環の相違や関連などを明らかにする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

 2006年度
(1) 海洋試料の採取
日本原子力研究開発機構の日本海海洋調査、及び双方が参加する研究航海において海水等の海洋試料を採取する。
(2) 試料の前処理と放射性炭素分析
採取した試料について、双方が所有する前処理装置を用いて、溶存無機炭素及び溶存有機炭素に関する化学的前処理を実施し、双方が所有する加速器質量分析装置(AMS)を用いて試料中の放射性炭素濃度を測定する。
2007年度
(1) 試料の前処理と放射性炭素分析の継続
(2) データの解析と評価
得られた分析データを併せて、日本海及び西部北太平洋における海水の循環過程及び海洋における炭素の循環過程について、縁辺海と大洋の相違や関連などについて考察する。

今年度の研究概要

 北海道大学が計画する北東部日本海(日本海盆東部)での海洋観測に参加し、放射性炭素測定用試料を採取するとともに、海洋学的基礎データの収集を行う。また試料の分析を開始する。これと平行して、日本原子力研究開発機構が過去に行った日本海海洋調査の海洋データを元に、日本海の物質循環機構について解析を行う。

備考

共同研究:独立行政法人日本原子力研究開発機構(相手方担当者 外川織彦)

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動(化学環境研究領域)

課題代表者

荒巻 能史

  • 地球環境研究センター
    炭素循環研究室
  • 主任研究員
  • 博士(地球環境科学)
  • 化学,地学,水産学
portrait