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残留性有機化合物の底質から水生生物への移行に関する検討業務(平成 18年度)
Investigation of transfer from aquatic sediment to aquatic organisms of persistent organic compounds

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0606BY991
開始/終了年度
2006~2006年
キーワード(日本語)
化学物質,曝露,化学分析,魚類
キーワード(英語)
chemicals, exposure, chemical analysis, fish

研究概要

近年精力的に対策が進められているPOPs(残留性有機化合物)、またダイオキシン類やPCB等の化合物は、環境中で長期間残留し、排出後長期間の後にも環境への影響を保持する懸念がある。これらの化合物の多くは、水環境中では特に底質に吸着・保持される傾向が強く、環境中に排出され底質に到達したこれら化合物は、長期間にわたって残留し、水域又は他媒体への二次排出源となる可能性がある。このような環境への影響を明らかにするため、底質中のこれら化合物の水生生物への移行、二次汚染源としての底質を含めたこれら化合物の環境中の挙動、さらにより広く環境中での拡散等に関する検討を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

研究目的に関連し、水域に存在する底質から他媒体へのダイオキシン類の汚染機構の解明のため、平成14年度より平成16年度まで、「ダイオキシン類底質から他媒体への移行に関する基礎調査」を実施し、底質中に存在するダイオキシン類の粒径分布や底生生物を中心とする水生生物への移行状況についてフィールド調査および実験的検討を行った。さらに、平成17年度「残留性有機化合物(ダイオキシン類等)の底質から水生生物への移行に関する検討業務」では、底質から魚介類などより高次の水生生物への残留性有機化合物の移行状況について、制御された条件での移行状況を検討した。本年度はさらに長期間にわたり移行状況を検討するとともに、残留性有機化合物(ダイオキシン類等)の潮汐の影響等を考慮した環境中での拡散等の特性について検討課題を整理する。

今年度の研究概要

二次汚染源としての底質が水生生物など人への暴露に関連する媒体に対してどの程度の寄与があるのか試行的に評価を行うことを目的とし、次の二課題を行う。課題1では、底質から魚類への残留性有機化合物の移行状況を、制御された条件下での実験として行うことにより、底質から魚類へのこれら物質の移行パラメータを実測し、また、あわせてフィールド観察の結果を照合することにより、まず実験系における汚染底質から試験生物への移行状況の知見を得ることと、その結果のフィールドにおける妥当性の考察を行う。課題2では、これまで及び課題1の成果を踏まえ、残留性有機化合物(ダイオキシン類等)の潮汐の影響等を考慮した環境中での拡散等の特性に関する知見を整備するとともに、検討課題を整理する。

関連する研究課題
  • 0 : 重点3環境リスク研究プログラムに係わるその他の活動

課題代表者

鈴木 規之

  • 環境リスク・健康研究センター
  • センター長
  • 博士(工学)
  • 工学,化学,土木工学
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担当者