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情報通信機器の消費電力自動管理システムに関する技術開発(平成 18年度)
Development of management technologies to reduce energy consumption of information technologies

予算区分
BH 環境-石油特会
研究課題コード
0406BH483
開始/終了年度
2004~2006年
キーワード(日本語)
IT,温暖化,消費電力
キーワード(英語)
IT, CLIMATE CHANGE, ENERGY CONSUMPTION

研究概要

民生部門でのCO2排出増加要因の一つである、通信情報機器の消費電力削減を目的に、ネットワークの特性を生かして、利用者に負担の少ない、より簡易な機器構成で情報通信機器の消費電力を所望の組織単位(会社、部、課など)で把握/制御できるマネジメントシステムを開発する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:

全体計画

機器消費電力モニタ手法の開発。ユビキタス社会像の作成と構成機器の推定及びCO2排出量の算出。(平成16年度) 最適稼動モード判定手法、および機器−サーバ間の通信方式の開発。開発技術に伴うCO2排出量の算出。(平成17年度) 機器の遠隔制御手法の開発、およびシステム実証実験。消費電力自動管理システムの普及方策に関する定量的な分析。(平成18年度)

今年度の研究概要

・ 消費電力モニタリングサブシステムの実証試験で得られたアンケート結果に基づく改良と、パソコン周辺機器(プリンタ等)への適用拡大の可能性検討。
・ 最適稼動モード判定サブシステムの各稼動判定方法の性能検証テスト用の予測・評価システムの開発。
・ 開発した予測・評価システムによる最適稼動モード判定サブシステムの各判定方法の効果検証と改良。
・ サーバ−クライアント間、サーバ−サーバ間の通信に最適なプロトコルの検討と、中規模構成(サーバ1台、クライアント二百台程度)での機器遠隔・モニタ・制御システム開発とシステム試作。
・ 実験的なシステムによる実証試験を施行、問題点を改善。
・ 情報機器の省エネに関連した社会実験の実施と、システム開発へのフィードバック。
・ 社会実験で得られたデータや現在までの分析に基づき、消費電力自動管理システムの普及方策について定量的な分析を行う。

備考

共同研究者:藤本淳, 中村一彦(東京大学),井口浩人, 平尾英司, 原田大生, 入江康子(NEC基礎・環境研究所)

関連する研究課題
  • 0 : 地球環境研究センターにおける研究活動

課題代表者

甲斐沼 美紀子

担当者