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ナノ素材がアトピー性皮膚炎に及ぼす影響とそのメカニズムの解明に関する研究(平成 17年度)
Effects of nano materials on atopic dermatitis in NcNga mice

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0506AF960
開始/終了年度
2005~2006年
キーワード(日本語)
ナノ素材, アトピー性皮膚炎
キーワード(英語)
nano materials, atopic dermatitis

研究概要

近年、ナノ素材は、様々な技術に応用され、我々の生活の中でも広く利用されつつある。その反面、生体内で毒性を発揮する可能性に関する検討は遅れているのが現状である。本研究では、ナノ粒子への曝露様式の一つとして、皮膚を介した経路に着目し、近年若年層を中心に急増しているアトピー性皮膚炎への影響を動物モデルにおいて評価することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

マウス耳介部に、ダニ抗原を皮内に反復投与し、アトピー性皮膚炎様の病態を形成させ、ナノ素材の耳介部塗布が、皮膚炎を増悪し得る否かを検討する。また、ナノ素材単独暴露による皮膚炎への影響についても検討する。ナノ素材のアトピー性皮膚炎、あるいは単独曝露による影響が検出された場合、DNAマイクロアレイを用いた解析により、そのメカニズムを分子レベルで解明し、ヒトにおける影響を類推する。

今年度の研究概要

ナノ素材が、皮膚のバリア機能障害時にアトピー性皮膚炎症状を増悪し得る可能性が示唆され、その影響は、ナノ素材の種類、あるいは粒径により異なると考えられた。加えて、ナノ素材によっては、アレルゲン非存在下でも皮膚炎が惹起される可能性が示唆された。cDNAマイクロアレイ解析により、炎症、皮膚の角質化、あるいは免疫応答に関わる遺伝子の発現が上昇していたことから、これらがバイオマーカーになり得る可能性が示唆された。また、cDNAマイクロアレイ解析は、アトピー性皮膚炎の病態メカニズム解明に有効であると考えられた。

課題代表者

柳澤 利枝

  • 環境リスク・健康研究センター
    病態分子解析研究室
  • 主任研究員
  • 博士(医学)
  • 医学,生化学
portrait

担当者

  • 高野 裕久
  • 井上 健一郎