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遺伝子組換え生物(ナタネ)による影響監視調査(平成 17年度)
Risk monitoring of genetically-modified organisms (oilseed rape)

予算区分
MA 委託請負
研究課題コード
0505MA820
開始/終了年度
2005~2005年
キーワード(日本語)
ナタネ, 遺伝子組換え植物, 生物多様性, 遺伝子組換え生物, グリホサート, 除草剤耐性
キーワード(英語)
oilseed rape, genetically-modified plants, biodiversity, GENETICALLY-MODIFIED ORGANISM, GLYPHOSATE, HERBICIDE TOLELANCE

研究概要

遺伝子組換え生物の利用が行われている一方、それが環境に及ぼす悪影響についての懸念も高まっており、その利用にあたっては、適切なリスク評価及びリスク管理がなされることが求められている。そこで、現在国内で使用(食品加工用または飼料用に輸入)されている遺伝子組換え生物のうち、ナタネについて、生物多様性影響につながる現象が生じていないかどうかを監視するため、遺伝子組換えナタネの一般環境中での生育状況や導入遺伝子の拡散状況を継続的に調査する。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

平成15年度:
遺伝子組換え(GM)ナタネについて、生物多様性影響につながる現象が生じていないかどうかを監視するため、導入遺伝子の拡散状況を今後継続的に調査する上での予備的な研究を行う。
平成16年度:
ナタネの除草剤耐性調査に用いる除草剤の濃度を検討した後、ナタネの陸揚げが行われている港湾地区や関東地方の河川敷等からナタネの種子を採集し、除草剤耐性遺伝子組換え体の有無を調べる。
平成17年度以降:
引き続き、GMナタネの一般環境中での生育状況や導入遺伝子の拡散状況を調査する。

今年度の研究概要

前年度と同様に、港湾地区や河川敷等からナタネの種子を採集し、実験室内で播種後実生を育て、除草剤耐性を調べる。その結果耐性を示した個体について、免疫化学的手法やPCR法等を用いて除草剤耐性遺伝子の有無を確認し、遺伝子組換え体の混入状況を明らかにする。

備考

研究代表者:永津雅人((財)自然環境研究センター)旧研究課題コード:0388BY482

課題代表者

佐治 光

担当者