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温室効果ガスインベントリの作成、解析及び地球温暖化対策への利用に関する研究(平成 17年度)
Development, analysis of the National Greenhouse Gas Inventory and its utilization for measures to climate change

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0305BY590
開始/終了年度
2003~2005年
キーワード(日本語)
温室効果ガス, IPCC, 気候変動枠組条約, 京都議定書, 温暖化対策
キーワード(英語)
GREENHOUSE GAS,IPCC,UNFCCC,KYOTO PROTOCOL,MEASURES AGAINST CLIMATE CHANGE

研究概要

国際連合気候変動枠組条約に定められた日本国温室効果ガスインベントリを作成すると共に、その精緻化、その解析を行い、温室効果ガス発生、吸収量の変動・傾向及びその原因を明らかにするための研究を行う。また、温室効果ガスインベントリから得られた知見を温暖化対策研究に利用するための研究を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

インベントリ精緻化に関する問題点の体系的整理及び民生部門における要因分析手法改善のための予備的研究を行う(14年度)。予備的検討に基づき、1) インベントリの精緻化については問題の解決を図り、京都議定書の第一約束期間の排出枠を設定するための審査を通過しうる品質のインベントリを完成する、2) インベントリの解析については、温室効果ガス排出量の増減の要因分析、短期的予測手法を開発する、3) 温暖化対策研究支援については国内各部門の排出量データや各国の排出量データに基づく分析を実施し効率的な地球温暖化対策や目標設定に関する検討を行う、4) アジア地域のインベントリ精度向上については、アジア地域で利用可能な排出係数を開発する(15年度〜17年度)。

今年度の研究概要

1) インベントリの精緻化については、炭素収支を考慮した燃料の燃焼起源CO2の算定方法改善、未推計排出源における排出実態の検討を行う。2) インベントリの解析については、月次データから年間の排出量を予測するためのシステム構築について検討を行う。3) 温暖化対策研究支援については、平成14・15年度の基礎的検討を踏まえ検討を行う。4) アジア地域のインベントリ精度向上については、現地調査に基づくインベントリの改善を行う。

備考

追加予算:アジア太平洋地球変動研究ネットワーク「温室効果ガスインベントリ開発キャパシティ・ビルディング」

課題代表者

中根 英昭

担当者

  • 相澤 智之
  • 梅宮 知佐