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廃棄物焼却残渣中の有害金属と腐植物質の相互作用に関する研究(平成 17年度)
Studies on interaction between toxic metals and humic substances contained in waste incineration residues

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0305AE547
開始/終了年度
2003~2005年
キーワード(日本語)
焼却残渣, 有害金属, 有機物, 腐植化, 錯生成定数, 溶出能,
キーワード(英語)
INCINERAYION RESIDUE, TOXIC METAL, ORGANIC MATTER, HUMIFICATION, COMPLEXATION CONSTANT, LEACHABILITY,

研究概要

日本の一般廃棄物の焼却率は約8割であり、年間600万トンもの焼却残渣が発生している。大量の焼却残渣の有効利用あるいは埋立処分過程における有害金属の制御は重要な課題であるが、残渣中に存在する、あるいは外部から供給される有機物の有害金属挙動に対する影響は未解明である。特に、有機物の腐植化に伴い生成される腐植物質との相互作用に関する研究は極めて遅れている。そこで本研究では、焼却残渣中の有害金属と腐植物質との間の長期的な相互作用モデルを確立するために、腐植物質の各種特性化指標と腐植化に伴うその変化を把握し、固体マトリックスへの吸着特性及び有害金属との錯生成能等との間の定量的な関係を明らかにする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

焼却残渣や埋立地浸出水中の有機物から抽出した腐植物質の各種物理化学的特性化及び重金属との錯生成定数を測定する(H15)。履歴の異なる腐植物質及び腐植化の促進試験により得られた腐植物質の特性化ならびに錯生成定数等の測定を行なう(H16)。シリアルバッチ溶出試験やカラム試験により、腐植物質共存下の固体マトリックスへの吸着及び溶出挙動のモデル化について検討する(H16)。腐植物質共存下での焼却残渣中有害金属の環境影響あるいは安定化可能性について数値モデルでの検討を行い、長期的な制御方策について提案する。

今年度の研究概要

200℃程度の高温高圧蒸気下での焼却残渣の腐植化の促進試験を行い、腐植化の進行に伴う錯生成定数等の変化を把握するとともに、反応速度論的考察を行う。それらの知見を踏まえて、促進土壌化技術としての可能性の検討を行う。

課題代表者

大迫 政浩

  • 資源循環・廃棄物研究センター
  • センター長
  • 工学博士
  • 工学
portrait

担当者

  • 崎田 省吾