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海産無脊椎動物の内分泌攪乱並びに生殖機能障害に関する研究(平成 17年度)
Studies on endocrine disruption and reproductive failure in marine invertebrates

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0105AE043
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
外因性内分泌攪乱化学物質, 環境ホルモン, 内分泌攪乱, 生殖機能障害, 個体数減少, 海産無脊椎動物
キーワード(英語)
ENVIRONMENTAL ENDOCRINE DISRUPTORS, ENVIRONMENTAL HORMONES, ENDOCRINE DISRUPTION, REPRODUCTIVE FAILURE, POPULATION DECLINE, MARINE INVERTEBRATES

研究概要

いくつかの化学物質は生物の内分泌系及び生殖を攪乱させる作用を有し、一部の野生生物ではそれによる異常がすでに顕在化している。しかし、国内の野生生物の内分泌攪乱や生殖機能障害、それに起因する個体数減少には不明な部分が多い。本研究では、外因性内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)の影響を最も受けやすい生物群と考えられる水棲生物のうち、特に海産無脊椎動物に対象を絞り、内分泌攪乱の実態把握と原因の究明及びその誘導機構の解明を目指す。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

イボニシのインポセックスと有機スズ汚染に関する全国調査を実施して現状を把握し、経年推移を評価する。有機スズ化合物の製造、輸入及び使用に対する国内の諸規制の有効性を検証し、2001年10月に国際海事機構(IMO)で採択された有機スズ全廃条約の発効に向け、国内の有機スズ汚染と邦産巻貝類のインポセックスに関する情報の整備に努める(平成13〜17年度)。また生息量の減少が示唆されている他の海産無脊椎動物(その他の巻貝類、二枚貝類、甲殻類など)を対象とした内分泌攪乱の実態解明に取り組む(平成14〜17年度)。得られたデータに基づき、海産無脊椎動物における内分泌攪乱の実態、生息量減少との関連性、原因と疑われる要因、その誘導機構を考察する(平成17年度)。

今年度の研究概要

2003年11月から有機スズの全廃規制が始まった韓国と、1990年から有機スズの製造や使用が厳しく制限されてきた日本においてイボニシの全国調査を実施し、両国における有機スズ汚染とインポセックスの現状及び経年推移を明らかにして、有機スズに対する法規制等の実効性を検証する。また、海産無脊椎動物の内分泌攪乱の実態とその原因、作用機序について整理する。

備考

共同研究者:趙顯書(韓国・国立麗水大学校)

課題代表者

堀口 敏宏

  • 環境リスク・健康研究センター
    生態系影響評価研究室
  • 室長
  • 博士(農学)
  • 水産学,生物学,解剖学
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担当者