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藻場根圏における酸化還元環境と再生技術としての酸素管の活用(平成 16年度)
Redox condition of rhizosphere and application of ventilative-pipe for reclamation of seagrass beds

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0406AF389
開始/終了年度
2004~2006年
キーワード(日本語)
藻場,根圏,酸化還元電位,再生,光学式微小酸素センサー
キーワード(英語)
SEAGRASS BEDS,RHYZOSPHERE,OXIGEN REDOX POTENTIAL,RECLAMATION,O2 OPTICAL MICROSENSOR

研究概要

アマモ場生態系は、沿岸水から?栄養塩を吸収、?トラップした有機物を根圏へ供給、?根茎を発達させることで生じる地固め効果によって、攪乱の大きい沿岸域において魚類や底生生物の餌場および生息場として機能する。また干潟から浅海域への移行帯として、物質循環と生物多様性の維持にとっても重要な要素であり、近年NPOや自治体による自然再生の対象としてにわかに脚光を浴びている。しかし、一時的にアマモ類の導入に成功しても持続して定着している事例は多くない。本研究は現在の再生技術が抱える問題点を明らかにし、再生藻場の持続性向上技術に活用できる基礎研究として位置付ける。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

東京湾および人工干潟施設において現存のアマモ場を選定し、光、塩分、波浪、底質の物理化学性等生育環境とアマモ場の繁茂状態の評価を行う。とくに根圏の酸化還元状態がアマモ場の維持機構に及ぼす影響を評価することに重点を置く。次年度以降は透水性および酸素透過性に優れた酸素管を利用した底質への酸素供給能評価を実験レベルで行う。その後、東京湾、博多湾および中海等において、いくつかの指標を基に選定された実験区においてアマモ場の発達および設置各資材の経時変化を追跡する。

今年度の研究概要

コアマモが優占する浅場の藻場を研究対象として1) 潮汐や波浪を制御した条件下で藻場底質における酸化還元環境を計測し、コアマモの垂直・水平分布と酸化還元環境の関係を明らかにすると同時に、2) 根圏が目視できる薄型水槽で光学式酸素センサを用い、地下器官からの酸素供給能と酸化還元電位の関係を明らかにする。実験には人工干潟メソコスムを利用する予定である。

備考

共同研究先:帝京大学・吉田友彦,(独)港湾航空技術研究所・桑江朝比呂,本研究は国環研における地方環境研究所とのC型共同研究,福岡市環境局保健環境研究所・竹中英之,鳥取県衛生環境研究所・初田亜希子,に関連する。

課題代表者

矢部 徹

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態系機能評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士(理学)
  • 生物学
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