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二波長偏光ライダーのデータ解析手法の研究(平成 16年度)
Study of Data Analysis Methods for Two-Wavelength Polarization Lidar

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0406AE344
開始/終了年度
2004~2006年
キーワード(日本語)
ライダー(レーザーレーダー),エアロゾル,雲,エアロゾル種別判定,消散係数
キーワード(英語)
LIDAR (LASER RADAR),AEROSOL,CLOUD,AEROSOL CHARACTERIZATION,EXTINCTION COEFFICIENT

研究概要

現在、ライダーネットワークによるエアロゾル観測を展開しているが、二波長の観測データ中に明確な解釈が容易でない現象がしばしば見られる。これまでに二波長と偏光解消度を用いたエアロゾルの特性評価手法について研究したが、実際の観測データにおいてはこれを適用することが必ずしも容易ではない。本研究では、二波長偏光ライダーによる観測データとエアロゾルおよび雲の特性について再検討し、観測結果の解釈に広く利用できる解析手法の開発を目指す。

全体計画

これまでに得られているライダーネットワークによるデータから二波長および偏光データの特徴的なパターンを抽出する。抽出したケースについて、インバージョン法による解析、2波長アルゴリズムによる解析等を試みる。また、気象状況や化学輸送モデルによる現象の解析を行う。これらに基づいて現象を解釈するとともに、状況に応じてエアロゾルおよび雲の特性を評価する手順を検討する。

今年度の研究概要

ライダーネットワークによるデータから二波長および偏光データの特徴的なパターンを抽出する。基本的には未知数の数が観測量より多いという問題であるので、現象をモデル化することによって解析することになる。抽出した特徴的なケースについて現象を考察する。また、可能なデータ処理手法について検討する。

課題代表者

杉本 伸夫