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波照間・落石モニタリングステーションで観測される微量気体成分の短周期変動に基づく東アジア地域の相対的発生源強度の推定(平成 16年度)
Estimation of the relative emission strengths from East Asia basen on the short-term vaiations of atmospheric trace gases observed at Hateruma and Ochi-ishi monitoring stations

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0405AE342
開始/終了年度
2004~2005年
キーワード(日本語)
温室効果気体,発生源強度,東アジア,モニタリング
キーワード(英語)
GREENHOUSE GASES,EMISSION STRENGTH,EAST ASIA,MONITORING

研究概要

波照間・落石モニタリングステーションで観測される各種微量気体成分(メタン、二酸化炭素、亜酸化窒素、一酸化炭素等)には気象場の変化に伴う数日周期の変動が見られる。通常、大陸等の発生源地域を通過したエアマスが観測点に到達した場合、濃度の高まりが観測され、各成分間に高い相関関係が見られる。このような相関関係に見られる各成分間の濃度変動の比は発生源強度の比を反映していると考えられる。本研究では観測結果をもとに東アジア地域からの各気体成分の発生源強度の比に制約条件を見いだすことを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

これまでに得られた波照間・落石モニタリングステーションでの観測結果から数日程度の短周期成分について相関解析を行い、各成分間の濃度変動の比を求める。さらに、流跡線解析を用いて発生源地域と短周期変動との関係を調べる(16年度)。更に、各地域の発生量に関するデータをまとめて観測結果と比較を行い、東アジア地域からの相対的な発生源強度を推定する(17年度)。

今年度の研究概要

波照間・落石モニタリングステーションで観測されたメタン、二酸化炭素、亜酸化窒素、一酸化炭素の短周期変動に見られる相関係数を求め、高い相関が見られるイベントについて各成分の濃度比を調べる。さらに、流跡線解析結果をもとにエアマスの起源と濃度比の関係や濃度比の季節による違いを調べる。

課題代表者

遠嶋 康徳

  • 地球システム領域
    動態化学研究室
  • 室長(研究)
  • 理学博士
  • 化学
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担当者