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勝連トラバーチン舗装工のヒートアイランド現象抑制効果の定量化研究(平成 16年度)
Mitigation of heat island by a special pavement material, Katsuren Travertine

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0404AE406
開始/終了年度
2004~2004年
キーワード(日本語)
トラバーチン,ヒートアイランド,舗装材料,熱収支,熱環境
キーワード(英語)
TRAVERTINE,HEAT ISLAND,PAVEMENT MATERIAL,HEAT BUDGET,THERMAL ENVIRONMENT

研究概要

沖縄県勝連町周辺で豊富に算出する有孔虫石灰岩を素材とした「勝連トラバーチン」という特殊舗装材料が開発・生産されている。勝連トラバーチンの特長として、コンクリートなどと比較した場合の日射による表面温度上昇を抑制する効果が指摘されていたが、そのメカニズムの解明と、効果の定量的評価が課題となっていた。都市の暑熱対策として、トラバーチンを都心における歩行空間の舗装材料として実用化するためには、その熱的特性の調査研究が必要である。昨年度までに、国立環境研究所敷地南縁の日当たりのよい平地(草地)を整地して、勝連トラバーチン(5m四方)および対比実験用のコンクリートブロックを敷設し、表面温度、躯体内温度、熱流量、表面の放射特性などの比較観測を、梅雨明けから秋季まで気象観測とともに実施した。また、当該効果解明のため、コンクリートの表面に、色調及び反射率をトラバーチンに合わせた高反射性塗料を塗布した対比実験を行った。表面温度、躯体内温度、放射データなどの解析より、勝連トラバーチンの高い表面反射特性と暑熱環境改善効果への可能性が示された。しかしながら人体受熱量の増大に関しては更なる検討が必要であると考えられる。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

今年度の研究概要

昨年度に整備した実験場で上記の実験を継続し、勝連トラバーチン(5m四方)および対比実験用のコンクリートブロックの表面温度、躯体内温度、熱流量、表面の熱および放射特性などを比較するためのモニタリングを、梅雨明けから秋季まで気象観測とともに実施する。また、当該効果のメカニズム解明のため、コンクリートの表面に、色調及び反射率をトラバーチンに合わせた高反射性塗料を塗布した対比実験を引き続き行う。さらに、比熱、密度、熱伝導率などの基本物性を実験室にて計測するほか、広域に敷設した場合の体感気候指標に与える変化について数値シミュレーションを行う。

備考

研究代表者:一ノ瀬俊明
共同研究機関:株式会社三柱
共同研究者:新津潔(地球環境研究センター),小野塚孝(株式会社三柱),神野充輝(株式会社三柱)平成15年度(2003年度)寄付として関連課題を実施。

課題代表者

一ノ瀬 俊明

  • 社会環境システム研究センター
    地域環境影響評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (工学) (東京大学)(都市工学専攻論文博士)
  • 土木工学,地理学
portrait

担当者

  • 新津 潔