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自動車排ガスの初期拡散に関する実験的研究(平成 16年度)
Studies on the diffusion of automobile-exhaust gas in its early stage.

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0404AE378
開始/終了年度
2004~2004年
キーワード(日本語)
自動車排気ガス,初期拡散,風洞実験
キーワード(英語)
AUTOMOBILE-EXHAUST GAS,ATMOSPHERIC DIFFUSION,WIND-TUNNEL EXPERIMENTS

研究概要

自動車の排気ガスは、その車自身の後流中に排出される。従来、自動車排気ガスは後流内での強い攪拌によってすぐに一様になってしまうものと考えられてきた。しかし、排気直後の濃度分布にはかなりの偏りが存在し、さらに、高温である排気の浮力がその後の拡散に重大な影響を及ぼしている可能性がある。
本研究では、風洞内に多数の自動車模型を並べて排気管からのガスの拡散状況を詳しく測定し、後流内の乱れや排気ガスの浮力がその拡散にどう影響するかについて調べる。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

実物の1/20模型を用いて自動車周囲の流れ場と、排気ガスの拡散状況を調べる。車種、車両間隔、車速、大型車混入率、排ガス温度による浮力等の影響を考慮する。

今年度の研究概要

単独の乗用車またはトラックおよびそれらが車列をなす場合(トラックが30〜40%混入することを想定)の自動車周囲の流れをPIV(画像粒子速度計測法)とレーザー流速計によって測定する。また、排ガス温度に浮力調整したトレーサーガスの濃度分布を炭化水素分析計によって計測する。

課題代表者

上原 清

担当者

  • 神田 勲
  • 若松 伸司
  • 大原 利眞