ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

遺伝子組換え生物の開放系利用による遺伝子移行と生物多様性への影響評価に関する研究(平成 16年度)
Studies on the effect of genetically modified organisms on biodiversity and its gene behavior in environment

予算区分
BA 環境-地球推進 F-7
研究課題コード
0305BA585
開始/終了年度
2003~2005年
キーワード(日本語)
遺伝子組換え生物,生物多様性,リスクアセスメント,遺伝子伝達
キーワード(英語)
GENETICALLY MODIFIED ORGANISM,BIODIVERSITY,RISK ASSESSMENT,GENE TRANSFER

研究概要

現在、わが国ではバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書の担保法である「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律」が施行され、遺伝子組換え生物の第一種使用等いわゆる開放系利用に関する法整備がなされてきている。しかしながらこれまでの農水省及び経産省のガイドラインでは、その安全性評価の項目はいずれも人間への影響に関するものが中心で、幅広く生物多様性への影響評価を対象とするものではない。そのため、生物多様性への影響という観点からの評価手法を開発・研究することが急務となっている。本研究では、遺伝子組換え微生物、魚及び植物を用いて、遺伝子の環境中における他の生物への移動の頻度とその機構を明かにするとともに、組換え体の生物多様性への影響評価手法を開発する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:

全体計画

組換え微生物により影響を受けやすい微生物を分離・特定する。組換え魚の遺伝子が微生物に移動するかを検証する。また、組換えダイズとツルマメとの雑種形成能等を検討する(15年度)。
組換え体感受指標微生物のマーカーとなる遺伝子を検索する。水槽中での組換え魚から微生物への遺伝子移動頻度を調べる。また、ダイズとツルマメの雑種の性質等を検討する(16年度)。
選択した遺伝子発現の定量法を確立し、組換え微生物の迅速な影響評価手法を開発する。マイクロコズムにより組換え魚の遺伝子伝達を検証する。また、ダイズとツルマメのさらに次世代の雑種を作成し、長期にわたる組換え植物の遺伝子拡散の可能性を検討する(17年度)。

今年度の研究概要

前年度に特定した微生物及び炭素、窒素循環関連微生物の各種遺伝子配列を解析し、モデル微生物及び遺伝子を検索する。底質を入れた小型水槽で組換え魚を飼育し、あるいは死骸を入れて分解し、グラム陰性菌への遺伝子の移動の可能性を明らかにする。組換えダイズとツルマメとの間で形成された雑種について、除草剤耐性能や開花期、種子形成能などの性質を調べる。また、開花期の異なる2系統の非組換えダイズとツルマメを用いて野外実験による自然交雑率を測定する。

備考

研究代表者:矢木修身(東京大学)共同研究機関:(独)産業総合研究所,農業生物資源研究所,筑波大学

課題代表者

岩崎 一弘

  • 企画部
  • 次長
  • 理学博士
  • 農学,生物学
portrait

担当者