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豊かな生き物を育む湖沼の再生−汚濁湖沼の底質改善技術開発による健全生態系の構築−(平成 16年度)
Regeneration of lakes nurturing rich biodiversity -Creation of healthy ecosystem using technologies for improving bottom sediment of polluted lakes-

予算区分
BD 環境-環境技術
研究課題コード
0304BD582
開始/終了年度
2003~2004年
キーワード(日本語)
エコエンジニアリング,湖沼生態系,食物連鎖,底質改善技術,底泥流動・酸化促進装置,微生物群集構造
キーワード(英語)
ECOENGINEERING,ECOSYSTEM,FOOD CHAIN,BOTTOM SEDIMENT IMPROVEMENT TECHNOLOGIES,DENSITY CURRENT GENERATOR AND OXIDATION ACCELERATOR,MICROBIAL COMMUNITY

研究概要

近年の湖沼における環境基準達成率は未だ40%程度と横這いであるが、これは、湖全体の負荷の50%を占めると言われている底泥からの内部負荷に対し、底質改善技術の開発が著しく遅れていることが大きな要因と考えられる。本プロジェクトでは底質改善が、水質改善のみならず豊かな生き物を育む湖の再生に必須であることを実証し、湖沼環境改善技術の確立を図る。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

底質改善の生態系に及ぼす影響を短期間で明らかにするため、適切な規模の人工池を構築し、嫌気状態の浚渫底泥を敷きつめ、霞ヶ浦の湖水を導入すると同時に、人工池および汚染度合いの異なる霞ヶ浦の底泥について水質・底泥の化学分析とともに、定性微生物、微小動物、動植物プランクトンの群集構造の経時的変化および藻場再生と魚貝類の定着に及ぼす底泥因子の影響を明らかとする(15年度)。ここでのデータを基盤とし、人工池の中央部に設置した底泥流動・酸化促進装置の影響を上述の化学的・生物学的・生態学的解析により評価し、底質改善技術の確立を図る(16年度)。

今年度の研究概要

前年度に構築した人工汚濁湖沼のモデル池に底泥流動・酸化促進装置を導入し、底泥の好気化、底質改善が湖沼生態系に及ぼす影響を解析・評価することとする。すなわち、底泥の好気化による硝化細菌、脱窒細菌のバイオマスおよび活性の評価を分子生物学的手法を用いて明らかにすると同時に、底生動物のバイオターベーション効果等について明らかにし、湖沼の再生のための基盤技術の開発を行う。

備考

研究代表者:松村正利 (筑波大学 教授)

課題代表者

稲森 悠平

担当者

  • 水落 元之地域環境研究センター
  • 板山 朋聡
  • 岩見 徳雄