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高スペクトル分解ライダー等による雲・エアロゾル観測の研究(平成 16年度)
Study on observations of cloud and aerosols using high-spectral resolution lidars

予算区分
BA 環境-地球推進 B-4
研究課題コード
0206BA218
開始/終了年度
2002~2006年
キーワード(日本語)
雲,エアロゾル,雲・エアロゾル相互作用,ライダー,高スペクトル分解ライダー,雲レーダー
キーワード(英語)
CLOUD,AEROSOL,AEROSOL-CLOUD INTERACTION,LIDAR,HIGH-SPECTRAL RESOLUTION LIDAR,CLOUD PROFILING RADAR

研究概要

ライダー、レーダーなどの能動的リモートセンシング技術を用いて、雲のパラメータおよび雲・エアロゾル相互作用に関する情報をグローバルに観測するための手法の開発を目的とする。本研究は日本と欧州が共同で開発中の放射観測衛星EarthCARE等の衛星観測を念頭に置くもので、そのための観測手法の基礎開発、手法の検証、データ解析手法、利用手法の確立を目標とする。

全体計画

本課題は「能動型と受動型リモートセンサーの複合利用による大気汚染エアロゾルと雲の気候影響研究」の中のサブテーマ2で、複合リモートセンシングの内のライダー手法に関する部分を構成する。このなかで、雲レーダーとライダーの同時観測による雲の微物理パラメータの測定および新しいライダー手法である高スペクトル分解ライダーに関する手法の研究を行なう。また、高スペクトル分解ライダーで得られるライダー比を用いたエアロゾルの特性分類手法や雲情報の抽出手法の確立を目指す。さらに、日欧で進めているEarthCARE等の衛星搭載ライダーの設計指針を示すとともに、データ解析手法、データ利用手法を明確にする。

今年度の研究概要

航空機観測のライダーおよび雲レーダーの結果を解析し雲の微物理量の導出について検討する。また、地上の高分解能ライダーを用いて、エアロゾルのライダー比を測定し、エアロゾルの特性分類への利用手法を検討する。また、EarthCAREの衛星搭載紫外高スペクトル分解ライダーによるライダー比とマルチスペクトルイメージャーの複合利用について検討する。

備考

研究代表者:中島映至(東京大学)共同研究者:小林喬郎(福井大学)

課題代表者

杉本 伸夫