- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0205AE509
- 開始/終了年度
- 2002~2005年
- キーワード(日本語)
- ハザード評価,生態毒性,OECD,テストガイドライン,試験法
- キーワード(英語)
- HAZARD ASSESSMENT,ECO-TOXICITY,OECD,TEST GUIDLINE,TEST METHOD
研究概要
経済開発協力機構(OECD)化学品プログラムの生態影響テストガイドラインは年々新しく採択および改正されている。このテストガイドラインはOECD加盟各国が独自に採用している生態系へのハザード評価のための試験法を統一もしくは整合化し,加盟国間でのデータの共有を図ろうとするものである。そのため,当該テストガイドラインには試験の細部にわたる記述は省かれており,実際にガイドラインに沿って試験を行うには,詳細な試験手順をまとめた「試験法」が必要となる。本研究は,我が国がOECDテストガイドラインの採択に至るまでに必要な科学的データを提供し,かつ実際の試験手順の検討を目的する。
全体計画
2003年度に採択が予定されているユスリカを用いた底質毒性試験法の内,疎水性物質の評価に用いる手法の検討を行う。また水生植物に対する慢性毒性値は今後はウキクサを用いた試験のみを採用する事がOECDより提案されているため,早急にウキクサを用いた慢性影響試験法について試験手法の細部に渡る検討と基礎データの蓄積を図り,ハザード評価手法を確立する。今後順次改正もしくは制定される生態影響試験について必要な検討を行う。
今年度の研究概要
OECDテストガイドラインの221ウキクサ試験法について最終案が提示されるため,同ドラフトを基に試験手順に関する詳細な検討を行う。またその他の試験法についての試験実行上の問題点を抽出しその解明のための基礎データを収集し,
生態毒性試験としての信頼性を確保するためのチェックポイントを明らかにする。
備考
平成16年度の研究の一部は環境省請負費にて行った。旧課題コード:0305AE509
課題代表者
菅谷 芳雄
担当者
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柏田 祥策