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ディーゼル排気の内分泌撹乱作用と生殖系への影響(平成 16年度)
Diesel exhaust as an environmental hormone

予算区分
KB JST
研究課題コード
0105KB284
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
環境ホルモン,ディーゼル排気
キーワード(英語)
ENVIRONMENTAL HORMONE,DIESEL EXHAUST

研究概要

ディーゼル排ガスおよび微粒子には多数の化学物質が含まれ、その健康影響が危惧されている。これらの健康影響は呼吸器・循環器系にとどまらず、内分泌攪乱作用の存在も示唆されている。本研究では、ディーゼル排ガスおよび微粒子の内分泌攪乱作用とそのメカニズムを分子生物学的に明らかにすることをめざす。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

マウスにディーゼル排ガスおよび微粒子(DEP)を暴露し、肺のAh receptorやcyp1A1等の発現の変化を検討する(13年度)。過去の文献等を参考に、核タンパクと細胞質タンパクの採取法を検討し、確立する。マウスにディーゼル排ガスおよび微粒子を暴露し、影響を明らかにすると共に、転写因子や核内レセプターの役割を検討する(14年度)。マウスにディーゼル排ガスおよび微粒子を暴露し、影響を明らかにすると共に、転写因子や核内レセプターの役割を検討する。あわせて、複合暴露の影響も検討する(15年度)。マウスにディーゼル排ガスおよび微粒子を暴露し、次世代影響を明らかにすると共に、転写因子や核内レセプターの役割を検討する(16年度)。引き続き影響を解析すると共に、種々の核内レセプターや転写因子を、その相互作用も含め総合的に解析する(17年度)。

今年度の研究概要

DEPは非常に多様な構成成分から構成される。DEPの成分暴露が転写因子や核内レセプターに与える影響を検討する。また、DEPの構成成分が病態モデルに与える影響を検討する。ディーゼル排ガスおよび微粒子の暴露を続行し、共同施設と連携し、行動や生殖性を中心に、経世代影響の検討を続行する。

備考

当課題は重点研究分野?5.(1)にも関連。東京理科大等との共同研究である。

課題代表者

高野 裕久

担当者