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円石藻の多様性研究と地球環境モニタリングへの適用(平成 16年度)
Coccolithophorid biodiversity and the application to the global environment monitoring

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0105AE148
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
生物多様性,炭素循環,円石藻,円石,地球環境モニタリング,生活史,微細構造
キーワード(英語)
BIODIVERSITY,CARBON CYCLE,COCCOLITH,COCCOLITHOPHORIDS,GLOBAL ENVIRONMENTAL MONITORING,LIFE CYCLE,ULTRASTRUCTURE

研究概要

海洋環境に豊富に生息し,炭素と硫黄循環に関連することが知られる円石藻および関連藻群の形態,遺伝子,生活史の多様性について,環境要因との関連性を併せて調査し,将来,円石藻を用いた地球環境モニタリングを行うための基盤情報を蓄積することを研究目的とする。そのために本研究では,自然界における多様性調査と研究材料の収集,保存株の分類学的研究(微細形態解析と分子系統解析)を独自に行うとともに,培養条件コントロール下での円石の微細形態変異と円石藻の生活史について解明することを目標とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

現場環境において円石藻および関連藻群の分布と多様性に関する調査,保存株の確立と多様性研究を実施する(13年度~14年度)現場調査と円石藻および関連藻群の多様性研究を継続して実施。各種環境要因及び栄養条件コントロール下で,保存株の培養特性,円石の微細形態の変異,そして生活史の変遷について明らかにする(15年度~17年度)。

今年度の研究概要

現場環境において円石藻および関連藻群の分布と多様性に関する調査,保存株の確立と多様性研究を継続して実施する。新属新種と同定された希少種の多様性解析を行い,Calyptrosphaeraにおける世代間の微細形態と18SrDNA等の遺伝子の調査結果を論文としてまとめ投稿する。

課題代表者

河地 正伸

  • 生物多様性領域
    生物多様性資源保全研究推進室
  • 室長(研究)
  • 博士(理学)
  • 生物学
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