- 予算区分
- AA 重点特別
- 研究課題コード
- 0105AA168
- 開始/終了年度
- 2001~2005年
- キーワード(日本語)
- ダイオキシン,ポリ塩化ビフェニル,有機塩素化合物,内分泌かく乱化学物質,分解技術
- キーワード(英語)
- DIOXINS,PCB,ORGANOHALOGENS,ENDOCRINE DISRUPTORS,DESTRUCTION TECHNOLOGY
研究概要
ダイオキシン類やPCBなどの有機塩素化合物を中心とした内分泌かく乱化学物質による環境汚染を修復することはこれからの循環型社会の形成にとって極めて重要かつ緊急の課題である。本研究では、これらの内分泌かく乱化学物質で汚染された土壌などを対象として、以下の手法による内分泌かく乱化学物質の効率的な分解処理技術の開発を行う。(1)高温・高圧の熱水による抽出・分解、(2)化学反応を利用した分解、(3)微生物による分解。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
平成13〜14年度1)熱水による分解の最適化条件を明らかにし、データをまとめて終了する。2)環境に優しい化学反応を利用して、土壌中の環境ホルモンなどの分解可能性を調べる。3)環境ホルモン・ダイオキシン類・PCBなどを分解する微生物(特に超好熱菌)を探索する。また分解の効率化に資するため、分離した微生物の諸性質の解明を行う。平成15〜16年度 前年度に引き続き(2)と(3)の研究を継続するとともに、いくつかの環境試料で分解実験を行い、分解の高効率化をめざす。平成17年度 今までの研究結果を総合的に評価して、フィールド試験、あるいは実規模のリアクターを想定した実験室レベルの分解研究を行う。
今年度の研究概要
(2)については土壌そのものを触媒として、水素供与体存在下で有機塩素化合物の脱塩素化技術開発に取り組む。(3)の微生物分解については、前年度に引き続き、微生物による環境ホルモン等の分解研究を継続するとともに、微生物の諸性質の解明を行い、応用の可能性を評価する。また分離された微生物群の中から応用的見地から有望と推察される菌体は適時環境試料を用いた分解試験に供する。
課題代表者
安原 昭夫
担当者
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橋本 俊次環境リスク・健康領域
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中宮 邦近